「ちょっち」気になる車椅子パート1

    以外にすごい…かも知れない。

さすがに、最近あえてホームページに取り上げるような車椅子故障は少なくなったようです。
(筆者の正月ボケとデジカメ故障という理由も合さり、少々、取材ペースも落ちてはいましたが)
デジカメも何とか2度目の復帰を果たしましたので、これからがんばっていきたいと思います。

今回から始まるのは、ちょっち気に入った。以外にすごいかも!という車椅子を紹介します。
高価・珍品で普段は滅多に見かけることはありませんので、拝んでもらっても結構です。

ある日、某老健(老健施設登録国内NO.1の施設)で、「お?!」「おぉっ?!」と驚くべき装備を
身に着けた?車椅子を見かけたので紹介したいと思います。
以前にそれっぽいのを紹介したこともありますが、今回は別ものを特集として紹介します。


↑今回紹介するのは、このタイプ。介助者用のブレーキがついていますね。
介助者用ブレーキで背もたれ折りたたみ式には今更、驚いてもしょ〜がありません。


↑注目すべきはコレ!大車輪の高さや前後の位置調整ができるのです!!
(力のかかるジョイント部分がプラスチックというのがやや気になりますが、
それを差し引いても余りあるインパクトです。う〜む・・・。)


↑そんでもって、キャスターの位置まで調整が効くような設計です。ひぇ〜!
(ここもプラスチック、というのは多少引っかかりますが・・・割れ・ゆがみに弱いので。)


↑まだ、まだ、あります。足部の高さ調整は穴にあわせるタイプです(これは丈夫そう)。


↑ブレーキは個人的に嫌いなタイプの改良版みたいです。
改良版なので後ろに引いてブレーキ・前に押して解除となっていました。
基本的にオールプラスチック(なんと!柄までも!!)なのですが、多少は
壊れにくくなっているようです。ただ、私はブレーキは一番丈夫でなければ
ならないと思っているので安易なプラスチック化には絶対反対です。
(矢印部分に介助者用のブレーキワイヤーがついています。
2種類のブレーキを1つにまとめて、非常に軽量にできている点は評価できます。)


↑最後に、ここまで作りこんであればやっぱり「メンテナンスフリーの虫ゴム」が使われている
はず!いや、必ず使われているに違いない!!と信じてバラしましたが・・・・・・
結果は、ご覧の通り・・・通常の虫ゴムでした。ガックリ、期待してたのに・・・

ところで最近、ゲル状のを高温で溶かして自転車チューブに封入すれば、千枚通しで「ぶすっ」と
刺しても絶対パンクしないのをテレビで見ました。工賃は一台分4000円かかるらしいです。
新車購入時に一台2000円くらいで入れてくれるといいのにな〜。

車椅子も丈夫で安く軽く進化することを願います。

ちなみに、この車椅子。ご家族が自費で購入された物だそうです(ど〜りで、今のうち拝んどこ)。
フレームもチタン製で重量11.2kgの最軽量。定価14万2500円する最高級品です。
                                        (介護型リハビリ研究所)