タイヤの加水分解
その1
〜 ハイポリマータイヤは交換可能か? 〜
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前回紹介した「高級リクライニング車いす」、既に耐用年数である6年目を迎えています。
・・・6年目を迎えたからといって、即処分する業者や病院・施設などはまずありえません。
少なくとも10年は使いたいのが本音でしょうし、ただ単に「動くから」という理由だけで、
安全面も考えずいつまでも使い続けるところも多々見受けられます。
当施設でも基本的に10年、長くても15年というのを目途にしています。
たまたま当施設に存在するレアな「高級リクライニング車いす」ですが、
耐用年数を計ったかのようにタイヤにタイマー現象(?)が生じました。
以前も、このメーカーの車いすタイヤで
同様の現象を無理やり対策
して報告しています。
今回はさすがに諦めきれずに製造メーカーに直接連絡してみました。
そして「何とかなりそうな情報」を引き出してダメ元で行った結果を報告したいと思います。
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↑高機能のリクライニング車いす「オアシス」。今は元気に働いていますが、
実は半年ほど前に「廃車の危機」を迎えていたのです。
↑タイヤに致命的な問題が生じて届いた時の状態です。
「現場の気持ち」が添えられています。これは早急に何とかしなくてはいけません。
↑タイヤを見て愕然としました。またあの悪夢の現象が帰ってきたのです。
↑メーカーに言わせると、「発泡ウレタンの加水分解現象」で使用限界だそうです。
修理業者に見せると、「廃車を宣告されて新車購入」を確実にすすめられます。
・・・ですが、今回は諦めきれません。
今度こそ何とか根本解決したいと思います!!!
「廃ポリマータイヤ」にリベンジです!!
ρ(`O´*)
↑メーカーに連絡すると
「普通タイヤに交換することも可能」
とのことです。
「可能」であればやってみる価値があります。
早速、サイズに合ったタイヤとチューブを取り寄せました。
↑取り外すには固定してある丈夫なヒモを切断する必要があります。
↑ここの奥に見えている「白い紐」をカッターなどで切断します。
↑何とか取り外すことができました。中のゴムはこのようにボロボロ状態です。
↑予めバルブ穴が備わっていました。チューブを入れたら、ここからバルブを出します。
いよいよ取り付けという段階で・・・・
突然、問題発生!!
( ̄□ ̄;)!!
↑タイヤが全然入りません。あれこれ試しましたが無理でした。
よくよく調べて見ましたら、外径は合っていましたが内径が合っていませんでした。
仕方ないので再度注文しなおすことにしました。
(今回、間違ったタイヤは
こちらのタイプ
で使えることが判明。
ホッ・・・
)
↑急ぎのようでしたが、別のタイヤが届くまで保管となりました・・・。
それまでゆっくりと休んでいただきましょう。。復活を夢見て。。。
●タイヤ注文時はサイズ(内径・外径)をよく確認しましょう
(介護型リハビリシステム研究所)
●検索●「車いす整備 車椅子管理」
〜システムでよりよい未来へ〜
介護型リハビリシステム研究所