虫ゴム交換法・パート2
   (虫ゴム★怒りのクローズアップ)

某施設に行ったときの話です。
「車椅子がパンクしているんです。見てください。いろいろやったんですが・・・。」
と、男性職員に言われました。
「どれどれ!楽しみですねぇー。」と早速ついていきました。
車椅子は倉庫の中に大事に保管してありました。



いろいろやったということは、虫ゴムを交換したり、まぁそれなりのことはしてある
のかなぁー、パンク修理もタマにはいいか・・・、チューブ交換ってことはないかな?
などと、考えつつとりあえず、虫ゴムを外してみたところ・・・

なんだこりゃー!!!ボロボロじゃんかー

↑これのどこが、「いろいろやった」結果なのでしょうか?

呆(あき)れて、しばらく呆(ほう)けてしまいました。 (゜o゜)
その施設でも「虫ゴム」のことは一時期、口がすっぱくなるほど指導してきたつもり
なのですが、職員が入れ替わると全然伝わらなかったんですねー。
こーなると、空気入れに虫ゴム交換法と虫ゴムをセットにしてくっつけといた方が
いいかもしれないなー。と真剣に思いました。
何度も空気入れる手間に比べたら、さっと取り替えた方がずっと早いのになー。
空気が抜けて、ブレーキが利かない車椅子をそのまま使うよりは、しまっていた
方がよい・・・という判断はよいのですが、車椅子が足りないとそれだけ色々な
場面でストレスが生まれてきて事故に繋がりやすいと思います。

などと、愚痴ってもしょうがないのではじめます。
この「虫ゴム問題」、虫ゴムが車椅子に使われ続ける限り存在するのですから。



今回は画像も大きいです。
一番上が虫ゴムを外した「虫」。真ん中が外したぼっろぼろの「虫ゴム」。
一番下にあるのが新品の「虫ゴム」(長いのを適当な長さに切ったもの)。
以前にも紹介しましたが、肌色虫ゴムより、黒色虫ゴムの方が耐久性はあります。



虫に水をつけて(ツバでもOK)、新品虫ゴムを押し込んでできあがり!
たったこれだけ。小学生にだってできます。家庭用自転車も同様です。
あとは元の場所に戻して、空気をしっかり入れて蘇生術完了。

虫ゴムムシできないんですっ

購入して2年過ぎた車椅子は片っ端から交換していきましょう。


                          (介護型リハビリシステム研究所)