リース用品の払い下げ

<レンタルしてきた車椅子を安く譲ってもらえないか?>


     このコラムでは、管理人が勝手気ままに感じたことを書き込んでいます。
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 気ままコラム16回です。
筆不精の管理人にとって文章がメインのコラムはやや辛いものがあるのですが、
今回は9月いっぱいで経過措置が終了になる、介護保険レンタル制度に関係した内容を
取上げたいと思います。この部分を避けて通るわけにはいきませんので・・・

 さて、皆さんご存知の通り、平成18年4月に介護保険に驚くべき改定が行なわれました。
内容は以前も取り上げましたので、ここで再度詳しい説明はしません。
どこでもこれに関して関係団体は大騒ぎをしていますし、またすべきだと思います。

 ところで、この件に関して8月に改めて厚生労働省から各都道府県介護保険課に通達が
あったのをご存知でしょうか??
 詳しい内容を知りたい方は「厚生労働省 介護保険 福祉用具貸与 8月 告示」と検索して
見てください。多分いっぱい出てくると思います。

 平成18年8月14日に厚生労働省老健局振興課から各都道府県介護保険担当課に宛て
られた「福祉用具貸与費及び介護予防福祉用具貸与費の取り扱い等について」の文面は
6ページにわたっています。内容は小難しく書いてあるので細かく取上げませんが・・・

 おおまかに解説すると、
 10月から予定通りやるけど混乱のないようにやってよ。
・・・といった文面です。

 もう少し、中身を勝手に簡略化して解説すると・・・

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【1.制度改定の趣旨】
軽度の介護者に過剰のレンタル機器を貸し出すという無駄をなくすため。
(これは、よく考えないケアマネや儲け主義レンタル業者の影響も大きいでしょうし、
定期的に現場をみて直接指導してこなかった専門家の責任ともいえるでしょう。
また、借りる側も1割負担だからまぁいいか・・・という考えもあったかも知れません。
ただ、そのためにいきなり10割にしますよというのも、あまりに極端だと思います。)


【2.制度改定の概要】
軽度者(要介護1、要支援1・2)に対しては以下の用具は必要ないとして保険給付しない。
<車いす(付属品含む)、特殊寝台(付属品含む)、床ずれ防止用具、体位変換器、
認知症老人徘徊感知器、移動用リフト>
ただし客観的判定で例外と認めれば、主治医の意見を聞き会議等を通じて給付を認める。

【3.留意すべき事項】
(1)例外者は給付対象になるため、軽度者だからと機械的に処理しないこと。
(2)保険給付対象外になっても、業者との契約で10割負担で継続して借りれる。
(3)業者は経過期間終了で強引に取上げない。個人負担に不当な価格をつけない。
(4)業者へ
 @利用者と直接契約してもサービスや価格、説明、衛生管理、安全性に配慮すること。
 A介護保険対象サービスと、対象外サービスの内容が異なる場合、価格を変えても可。
 B介護保険で貸していた物を販売する際、不当な価格にせず衛生・安全に配慮すること。
(それにしても、強引にするなとか、不当な価格をつけるなとか、あれこれ配慮しろとか・・・
そういった文面が目につきます。そういったトラブルが多いのでしょうか?釘刺しでしょうか?)


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・・・・・う〜、疲れました・・・・。  (→o←;)ゞ
文章をまとめるって結構体力を使うんですよねぇ・・・。
これは、勝手にまとめたものですので全てを鵜呑みにしない方がよいかも知れません。
(もし引用される方は、当研究所から使った旨を必ず書き添えて下さい。)
詳しく知りたい方は「小難しい原版」を読んで頂くしかないと思います・・・。(;^_^A がんばってね


 ここで、一番取上げたい部分は赤文字で書いた部分です。
実は、この通達がある前まではレンタル(リース)業者はレンタル品を払い下げてはいけないと
いう縛りがあったらしいのです。
それがつい先月このような通達が出たことにより、リース品を安価で払い下げることが可能に
なったらしいのです。
 ですから、8月14日以前に問い合わせてリース用品の払い下げがダメと言われた業者でも
今後可能になってくることも考えられます。ギリギリまで問合せされることをお奨めします。

 ・・・・とはいえ、9月末の現在でも大手(ヤマ●タ・カワ●ラ等)は対応していないようです。
むしろ大手でないほうが融通が利くのかも知れません。
例えばパムックという業者が先日野間さんの紹介でやってきましたが、対応していると言って
いました。ここでは、介護保険で借りる車椅子が介護者ブレーキ・背折つきで月に250円、
オリジナルクッションが80円で借りれるそうです。オーダーメイドにも対応しているそうです。
(ここのパムック、車椅子クッションの勉強会を無料で出向いて開催してくれるそうです。)

中小企業の中でも価格競争をしながら生き残りをかけて頑張っている業者は沢山います。
是非、大手だけにとらわれず近所でも色々と調べてみてください。
おそらく地域包括支援センターなどの福祉関連施設にパンフレットが置いてあると思います。







                                 (介護型リハビリシステム研究所)

車椅子気ままコラム・・・第16回