車椅子の「汚れとサビ」


  こんにちわ!「なぜだろう?なぜかしら?」のコーナーです。(*^-^*)/

     この番組は、「まず気がつかないし、気づかない世界」を紹介しています。

いやぁ〜、、このコーナー、久しぶりです。 (*^▽^*)ゞ
個人的には結構好きなコーナーなので、わくわくしています。
今回は、「汚れとサビ」について、自らの体験と調査をもとにお話しましょう。



前回、車椅子をホースで水洗いすると、
水は狭い可動部に入り込んで錆び(サビ)をおこし、
結果的に車椅子を破壊する原因になることを述べました。


汚れそのものが空気中の水分を抱えて、サビをまねく・・・ということもあるようです。

お味噌汁やお茶がこぼれたり、尿がついたりしてもサビの原因になります。

ここでポイントになるのは「水分」です。

--------------------------------------------------------------------------

ここで、『なぜだろう?なぜかしら?』に入りたいと思います。


 錆び(サビ)はなぜできるの?

鉄錆び(サビ)というのは鉄と酸素が結びついてできています。
身近でよく見る「赤錆」は「Fe2O3」で鉄イオン2個と酸素イオン3個が結びついたものです。
・・・ですから、「水」というのは全然関係ないように見えます。

強固な鉄は、簡単には酸素と結びつくことができません(鉄粉だと結びつきやすくなります。
その時の酸化熱を利用したのが使い捨てカイロです)。
しかし、「水」が近くにあると鉄が溶け出し、その溶けた金属が水と空気の境目近くで
酸素と結びつき「錆(赤サビ)」になります。この「赤サビ」は鉄を徐々に腐食させていくのです。
⇒その腐食が車椅子フレーム破損などの原因をつくっているわけです。。

一方、鉄には「黒サビ」というものがあります。
「黒サビ」は「Fe3O4」で鉄イオン3個と酸素イオン4個が結びついたものです。
「赤サビ」より、鉄イオンに比べ酸素イオンの割合が少ないのが特長で、
これは火にさらす(焼く)など、酸素の少ない環境で酸素と結びついてできたものです。
この「黒サビ」は鉄を腐食しないので、わざと黒サビをつくる(ハサミなど)こともあります。

◎電気化学的反応によって、鉄は腐食しているんです。
⇒この金属がサビる原理は身の回りの「電池」などでも応用されています。

◎ちなみに、アルミ製品も実はサビているって知っていました???
⇒サビがアルミをコーティングして光沢を保たせているんですねぇー。本当なんですよ!!


溶接部は特にサビやすい

また、特に「溶接部はサビやすい」という特徴があります。
溶接部は、電位配置が規則正しくないので他に比べてサビやすいそうです。
でこぼこ、ギザギザしていて水分もくっつき易いし、角にあることが多いのも要因でしょう。
・・・・・ということは溶接部こそ、きちんとした防錆処理が必要だと思いませんか??


【サビについてもう少し知りたい方は下記サイトを是非、ご覧下さい♪】
さびの世界を見てみよう」←アニメーションを使っていて、かなり面白いです。
鉄はなぜ錆びるのか?」←わかりやすくまとめてあります。


--------------------------------------------------------------------------

【車椅子の清掃】⇒衛生面+サビの対策+動作チェック

衛生面からも車椅子は、定期的に清掃をする必要がありますが、単純な汚れなどは
濡れ雑巾で拭いたあとに、乾いた雑巾で拭き上げる程度で良いかと思います。
その時に見つけたサビは、腐食が進む前にきちんと「処理」をしておきましょう。
(車椅子の取扱説明書では清掃目的でのアルコール類の使用を禁止していますが、
消毒目的であれば仕方ないと思います。)



↑スチールに浮いたサビは濡れ雑巾にクレンザーで綺麗に取れます。
取ったあとは乾拭きして、サビ止め剤(車用のサビ止めチェンジャーなど)を塗って
コーティングしておかないと、再び同じ場所に同じ様なサビが浮いてきます。
(クレンザーは研磨剤なので、それを利用してサビを剥がすのですが、
同時に表面に細かい傷をつけることになりますので、後の処理が大切です。)

小さい頃は自転車に油(5-56)なんかを吹きつけて拭いていましたけど・・・
様々な経験上、サビチェンジャーというコーティング剤が再発予防には一番です。
※コーティングでサビの原因となる「水」と「空気」から保護しているわけなんです。
※Holts製、ホームセンターの自動車コーナーとかでも扱っていると思います。
  折角ですから・・・Holts(ホルト)のサビ補修紹介サイトも紹介しておきます。
※清掃するときには各部の動作チェックも行い、調整等を行っておきましょう。


・・・ここで俳句風にまとめさせていただきます。

    「車椅子」水と汚れが、命取り
※アルミ製やチタン製でも部分的に鉄が使われていることがあるので注意しましょう。

 ●ガッテンしていただけましたでしょうか?!「ガッテン!」「ガッテン!!」


【車椅子を清掃する際に気をつけることは・・・
  @衛生面 Aサビの対策 B動作チェック の3点です】



                                  (介護型リハビリシステム研究所)

なぜだろう?なぜかしら?(?_?)ゞ