【はじめに】介護老人保健施設(以下、老健)を始め、介護保険に関わる分野では、「ケアプラン(サービス計画)」は必須である。その目的は、総合的・一体的・効率的なサービスの確立にあるが、実際にはそのケアプラン作成に職員は相当な時間を費やされ、介護の時間を奪われている現実がある。書面主義とも言われる老健において、本当に必要な情報・サービスとは何か。ケアプラン作成に夢中になり、利用者の呼びかけに気付かないことはあってはならない。今回、各職種の書面を中心とした業務を調査し、必要な情報を最大限活用する視点と、PTとしての老健経験を基に、ケアプランソフトを開発し導入した。

【対象と方法】対象は当老健利用者(入所100通所130)、及び職場にて活用中の「包括的自立支援プログラム」で、表計算ソフトExcel2000のワークシート機能と関数機能を応用した。
データベースは「検討会資料」と「認定調査内容(基本調査・特記事項)」の2点で、これら最新情報の入力で(1)ケアチェック表(7)(2)施設サービス計画書(1.2.3.5)(3)通所リハビリ計画書(通所独自)(4)退所時指導書、(5)紹介状、(6)資料(介護量と評価項目のレーダーチャート、肥満度、予想介護度等の全体像)等、6種の必要書類がプリントアウトできる。
ただし、これらのプログラムを完成させただけでは現場導入は困難で、施設内での説明会・講習会で理解を得ながら、現場の意見を反映させ熟成を高めるよう努力した。また、各フロアに担当職員を選抜させスムーズな立ち上げと導入を図った。


【結果と考察】約1年の構想・開発期間と、2ヶ月の導入準備期間を経て、当施設の「ケアプラン・プロジェクト」は始動した。これら整備には、施設長を始め、経営者の理解と支援は不可欠である(パソコン・プリンター等の投入にも経費が必要)。次に周囲の理解と協力。最後に開発者の情熱と根気・経験・アイディアが求められる。現在は現場で各職員が本来の介護サービスを目指して、このソフトを有効に活用させ働いている。
IT(Information Technology)は急速に普及しつつある。他社の押売りソフトを無理やり利用するより、せっかくのIT技術を活用して、自力でソフトを開発したほうが、よほど現場には受け入れやすいのではないだろうか。
尚、誤解のないよう追記するが今回のソフトが完全なケアプラン作成道具でなく、あくまで参考内容と理解して、プリントアウト後に必ずチェックし、追記・訂正を行いファイルするよう指導している。(1人分情報量/430KB/常に新規情報上書きで保存)

  書面主義老健の現場改革
    −現場PTによるケアプランソフト開発と導入−
※第37回日本理学療法学術大会(2002年7月4日第9会場)及び第13回全国介護老人保健施設福岡大会(2002年10月4日)にて発表を行いました。
第14回全国老健施設北海道大会(2003年10月17日)・第15回全国老健施設香川大会(2004年11月12日)・第17回全国老健施設熊本大会(2006年11月9日)でも最新バージョンの発表を行いました。


※一部内容の参照や試用ができるように、「
介護リハビリ導入システム」のテキストにセットする形でソフトCD配布(特別最新バージョン)を準備しています。
システムの性格上、CDのみではお譲りできません。簡単な領収書発行も可能です。

内容は知的所有権・著作権により保護されています。複写・複製・二次的著作物を作成して配布・転載はできません。Windows98・Excel2000以上は環境として必要です。プログラム参照等が目的のため、フォローはできません。

※認定調査票の結果(特記事項を除く)を入力するだけで、参考としての認定介護度が出てきます。特記事項と検討会議資料も入力すれば、包括ケアプランや障害ADL自立度、痴呆ADL自立度、柄澤痴呆度、リハビリテーション実施計画書・・・などの資料を誰にでも簡単に参考できます!!

※ソフトの有料配布は諸条件をご承諾いただける方に限らせていただきます。
                   何卒ご了承ください。


●諸事情で配布をお断りする可能性もあります。その時は、ごめんなさい。m(_ _)m
 


                                <介護型リハビリシステム研究所>
              <2002年発表内容>
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