車いすのパンク修離B

〜 自己流「×××」、まずは見学を! 〜



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 ●約半年前のパンク特集「@」「A」の続きになります●

 
 パンク修離(
かけ離れたやり方のため、修離としました)の続編です。
 前回に続いて「驚くべき事実が発覚」したので急遽取り上げました。
 ひょっとしたらと考えていたのですが、予感が的中しました。

 今回は、やり方を間違うだけで後から重大な問題が再発するという
失敗事例として紹介したいと思います。

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<驚きB>

「チューブの取り出し方」





↑前回、パンク修理の指導を行った時の画像になります。
この時に気づくべきでした。見逃していました。。

今思えば、この画像に大きなヒントがあったわけです。
この間、どれだけの車いすが犠牲になったことか・・・。


知らず、調べず、適当に整備(治療)を続けていくことは
本来あってはならず、エビデンスが重要なのです。。







↑スタッフがお手上げということで運ばれてきた車いすです。
「パンク中、修理お願いします。」と張り紙がしてあります。

まずは確認です。とりあえず、虫ゴムを交換したりして
空気を入れてみようと試みましたが、「全く」入りません。

やはりパンク確定みたいなので、チューブを取り出します。






↑チューブには、既に一度パンク修理をした跡がありました。







↑今回のパンク箇所とバルブの位置関係です。






↑タイヤチューブのパンク箇所をアップしたものです。
こんなに大きな裂けは車いすで見たことがありません。
道理で空気が全く入っていかないはずです。

では何故、このような裂けキズができたのでしょうか??


ちなみに外側タイヤの外観はキズも穴もなく奇麗でした。

一体どこでどのようなダメージが
チューブに加わったのでしょうか?







↑一番可能性が高いのがコレです。






↑「マイナスドライバーが傷つけた可能性」です。






↑タイヤを横から開いてチューブを取り出すときに、
比較的鋭利なマイナスドライバーを差し込んでこじると、
簡単に傷がつきます。

仮にその場で穴が開かなくても、傷が広がって今回のように
数カ月後にパンクとして症状が出ることになるのです。




 

↑先ほどのパンク箇所ですが、何れも床との接触面ではなく、
サイド(横側)に穴が開いていたことから、原因を推定できました。

本人もドライバーを使っていたことを話してくれました。


他のスタッフにもパンクしたタイヤチューブと位置関係を見せて、
マイナスドライバーは絶対に使わないように申し送りました。






↑先が鋭利でなければこのような工具を使って開くことも可能です。

 全国にも同じ間違いをしている人がいるかも知れない・・・と考えて、
今回もあえて特集致しました。。



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 今の時代はスマホを使えば「自転車 パンク修理」と検索するだけで、
動画が沢山ヒットしてきます。

 時間は5〜10分程度なので、是非「見て学習(見学)」してみて下さい。

 そして、できたら我が家の自転車を「パンク修理」してみましょう。
自分で修理・整備した自転車を操るのは気持ちが良いものです♪

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       (介護型リハビリシステム研究所)


介護型   〜システムでよりよい未来へ〜
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