2007-12-16
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江戸から帰った庄屋梧陵は、村を見回る。 刈入れが終わったばかりのどかな村。 梧陵は、ときばあさんに出会う 「お体の具合が悪いと聞きましたが」 「有難う、もうすっかり良いんじゃ」 「わしら梧陵さんの江戸の話を聞くのが楽しみで お体を大切にしてくださいまし」 | ||||||||
子供達も梧陵を見つけて寄ってくる。 「梧陵さまのお体の具合が悪いって、 おかあさんが心配していたよ」 「みんなありがとうよ もうこのとおり大丈夫じゃ」 | ||||||||
駈け去る子供達を見送りながら 「いい村じゃ・・・」 | ||||||||
米つくりを熱く語る村人・里方の安彦と、浜方のしま しまは漁に出ている男衆の留守を守り、米を作る 「米作りは、肥えた土、いい水、草取り やさしくしてやらなくちゃ」 「そうか、子育てと同じだね」 | ||||||||
左足を失って海から帰った新作は 村で米作りに精を出すことを誓う 「なあ、シロ! 梧陵さんに教わった小魚を肥やしに これから米作りに精出すぞ」 | ||||||||
そして新作は浜方の子 次郎に 漁を教えることを約束する 「約束だよ、新作兄ちゃん うそついたら針千本のーます !」 こんな平和な村に 突然 !! | ||||||||
「・・・なんだこの地震は! 激しくはないが不気味じゃ」 | ||||||||
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* 印の写真は、浜松市・劇団からっかぜ 布施佑一郎氏の撮影です。記して謝します。