肉えぐれ対策 

    〜 介助者のケガを防ぐために 〜


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「危惧なる器具」の特集で、「肉をえぐってしまう車いすが存在する」ことを報告しました。
ただ報告するだけでは無責任なので、当方の行った対策を紹介したいと思います。
コストは殆どかからないので、メーカーや行政の動向をあてにせず早めに対処しましょう。

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「裏ノコギリ仕様」で簡単に指先の肉がえぐれる構造になっている恐怖の車いす。

対策方法はメーカーが「シャフト」とよぶ部分に触れないようにするしかありません。





↑「シャフト部に触れないでください」と書いてありますが、
ついつい忘れて触れたり・・・注意書きが消える・・・などとメーカーは考えてくれません。


  
それでは 更なる 犠牲者が 出る前に

 早速、対策したいと思います! (≧∇≦)/
                             
     誰でも簡単にできるよう考えました



↑用意したのは、水道管の凍結防止カバー(ホームセンターで100円くらい)です。





↑100円以下で、この危険箇所を何とかしたいと思います。





↑黒いプラスチック部分にボンドを塗ります。
(木工用は×、ゴム・プラスチック用は◎)





↑ボンドがある程度乾いたら、先ほどのカバーで覆います。
切れ目を内側にした方が見た目が良いでしょう。





↑念のため、上からビニールテープでぐるぐる巻きにします。
あえて目立つようにピンク色にしました。





↑反対側も同様にカバーします。
抜け落ち予防にビニールテープは中央でクロスさせています。





↑完成しました。

これでこの車いすで
指の肉がえぐれるスタッフはいなくなるはずです。




   ●黒のクッションで黒のビニールテープを使えば
       綺麗に目立たずできると思います。






                                   (介護型リハビリシステム研究所)