リクライニングの故障

      〜ワイヤー切れへの応急処理〜


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先日紹介したリクライニング車いすでも、ずいぶん前に起こったケースですが、
別のタイプでもリクライニング状態にするためのワイヤーが切れてしまいました。

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↑この車いすがワイヤー切断した時に対応した内容はコチラ




↑今回はこのタイプで同じような故障がおこり運ばれてきました。




↑シートを横に倒すため、起立位のロックを解除する部分です(正常側)。




↑反対側の壊れた部分です。




↑拡大するとこんな感じ・・・。根元からワイヤーがちぎれています。




↑切れ端の部分。上側の部品をアップしてみましょう。。




↑ワイヤーの切れ端が中央に見えています。




↑切れたワイヤーをつなぐことはできませんので、新しいワイヤーを用意するか、
残されたワイヤーで何とかするしか方法はありません。(または廃車にするか・・・)




↑仕方ないので残されたワイヤーで何とかすることにしました。




↑切れた部分の反対側はこのような構造になっています。




↑ワイヤー長さ(出っ張り)の帳尻を合わせるには、この部分を切り詰めるしかありません。




↑こんな感じで、ワイヤーの鞘部分を切り詰めました。
何だか、神経の軸索と髄鞘みたいですね。




↑これで何とか、ロック部分に固定するためのワイヤーを確保できました。




↑次に、ワイヤーの切れ端についている留め具を外します。




↑ギリギリですが、鞘をカットした分だけ金具に取りつけられるというわけです。




↑バネを取りつけてしっかりと金具を固定します。




↑元の場所に戻して、きちんとリクライニングができたら修理完了です。


この後はいつものように、直ちに現場復帰となりました。。




                                   (介護型リハビリシステム研究所)

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