リクライニングの故障
〜ワイヤー切れへの応急処理〜
--------------------------------------------------------------------------------
先日紹介したリクライニング車いすでも、ずいぶん前に起こったケースですが、
別のタイプでもリクライニング状態にするためのワイヤーが切れてしまいました。
--------------------------------------------------------------------------------
↑この車いすがワイヤー切断した時に対応した内容は
コチラ
。
↑今回はこのタイプで同じような故障がおこり運ばれてきました。
↑シートを横に倒すため、起立位のロックを解除する部分です(正常側)。
↑反対側の壊れた部分です。
↑拡大するとこんな感じ・・・。根元からワイヤーがちぎれています。
↑切れ端の部分。上側の部品をアップしてみましょう。。
↑ワイヤーの切れ端が中央に見えています。
↑切れたワイヤーをつなぐことはできませんので、新しいワイヤーを用意するか、
残されたワイヤーで何とかするしか方法はありません。(または廃車にするか・・・)
↑仕方ないので残されたワイヤーで何とかすることにしました。
↑切れた部分の反対側はこのような構造になっています。
↑ワイヤー長さ(出っ張り)の帳尻を合わせるには、この部分を切り詰めるしかありません。
↑こんな感じで、ワイヤーの鞘部分を切り詰めました。
何だか、神経の軸索と髄鞘みたいですね。
↑これで何とか、ロック部分に固定するためのワイヤーを確保できました。
↑次に、ワイヤーの切れ端についている留め具を外します。
↑ギリギリですが、鞘をカットした分だけ金具に取りつけられるというわけです。
↑バネを取りつけてしっかりと金具を固定します。
↑元の場所に戻して、きちんとリクライニングができたら修理完了です。
この後はいつものように、直ちに現場復帰となりました。。
(介護型リハビリシステム研究所)
〜システムでよりよい未来へ〜
介護型リハビリシステム研究所