その他の環境整備【155】
「プチあんこう」登場!
〜不意の停電を乗り切るコンパクト電源車〜
----------------------------------------------------------------------
「計画停電」対策として急遽周辺材料を寄せ集めて製作した「
シルバーあんこう
」。
早々にネット上で公開しましたが、全国的にかなり反響があったようです。
停電で困るのは、電気製品が使えないことと、夜間の灯りです。
長時間(基本的に一晩くらい)持続点灯するメインライトがあるのと無いのでは、
作業性も精神面も全然違います。
その後、グループ施設の職員が「シルバーあんこう」の見学に訪れ、
ネット上で部品を調達し、身近な素材等を組み合わせて新たなコンパクト電源車、
「
プチアンコウ
」(←勝手に呼ばせてもらっているだけですが・・・)を製作しました。
----------------------------------------------------------------------
↑ご覧ください。何と無駄のない、シンプルなアンコウ・・・電源車でしょう。
このくらいコンパクトだと場所も占めません。
従来の「シルバー・アンコウ」は、平面(1階なら基本的にそのフロアを限定)使用を
考えて製作しましたが、これなら階段等を利用して立体的に移動することも可能です。
↑平地では、このようにコロコロと引いて目的地に向かえば良いのです。
この画像を見た方の中には、「このように傾けても大丈夫?」と思われる方が
いるかも知れません。
このバッテリーは
電動バイク
でも使われている
シリコンバッテリー
ですので、
内部が希硫酸液でないため振動に強く、横に倒れても使用可能らしいです。
また、自己放電がほとんどない、内部抵抗が少なく充電時間が早い、
有毒ガスの発生も少ない、ディープサイクル用途に適している等々優れ物です。
(本当は、当施設でも欲しかったのですが、当初はバッテリーの入手が困難で
あったことと、質より量で早急に対応する必要性があったので・・・。)
↑「バッテリー」と「100V変換インバーター」と「バッテリー充電器」をまとめたもの。
↑
折りたたみキャリーカートの握り手部分に、モップの先が固定してあります。
このモップは捨てられる直前を「ちょっと待ったー!!!」と貰ったそうです。
『捨てる神あれば拾う神あり・・・』軽量な上に、しっかりと安定しています。
↑このモップの柄の部分にLEDライトが取り付けてありました。
家庭用電源からは吸引器も問題なく使えます。
電動ベッドのモーターも動かせることのことでした。
ベットを上げている時に停電した時にも落ち着いて使えそうです。
この1台が施設にあるだけで精神的にもかなり楽になったそうです。
もしもの時の保険みたいなものですね。
災害は突然やってきますから、
「備えあれば憂いなし」
だと思います。
アウトドア(例えば花見など)でも大活躍するでしょうし、用途は広がります。
◎時々、メールで「シルバーカーが無いので、車いすでも良いですか?」という質問が
ありますが、今回のようにキャリーカートでも、車いすでも、台車でも構いません。
(⌒‐⌒) リュックでも良いですよ。
「映画:私をスキーに連れてって」みたいになりますね(笑)。
(介護型リハビリシステム研究所)
〜システムでよりよい未来へ〜
介護型リハビリシステム研究所