小型(径)タイヤへの空気入れ
〜問題点と解決の裏技〜
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以前にも特集したことのある、某施設で使われている介助用車いすですが、
今回チェックしてみても、相変わらず空気が抜けている状態でした。
いったい何が問題なのでしょう??
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↑
以前紹介した
ことのある「介助用車いす」です(上の画像はそのときのもの)。
介助用の車いすはタイヤを小型にするなど、介助者に使いやすくできています。
↑今回タイヤの空気圧チェックをしてみると、左右ともこれだけ抜けていました。
↑今回の空気不足原因もおそらくコレ。
空気入れが入り込まず、挟みこむことができない・・・という状態。
普通の方だと、ここで諦めてしまうようです。 (ーー゛)
無理もありません・・・
しかし、放置しているとこのまま空気は減る一方、ブレーキもかからなくなり大変危険です。
・・・ここでの問題点は以下の3点があると考えます。
●問題:その1 <製造メーカーの問題>
タイヤの構造に問題がある。空気入れを差し込むスペースが無いのは致命的。
メーカーは普通の空気入れで空気が入る構造に早急にすべき。リコールも含めて検討を!
●問題:その2 <整備担当の問題>
以前、説明した車いす担当者が辞めていた。その後、整備方法が伝わっていなかった。
●問題:その3 <職員の問題>
ブレーキがあまい整備不良車に気付かずに、使い続けることにも問題があるのでは・・・。
【整備開始】
↑折角なので、どこにでもありそうな工具を使ってみます。 ⇒左に回します。
根元のネジを壊さず(なめたりせず)に回せれば、この際何でもいいです。
↑この位、上げれば十分です。⇒撮影のため、少しオーバーなくらいに上げています。
↑そうすると、バルブが傾くようになるため、
さっきまで全然入らなかった、空気入れが納まります。後はしっかり空気を入れるだけ。
前回の紹介では、
緩めたネジ(六角ナット)をしっかり戻して・・・
と書きましたが、
今回は・・・・・・・
戻しません!!!(* ̄O ̄)
ノ
))
おそらく、このままだとバルブにストレスが加わり、根元から空気が漏れやすくなったり
チューブそのものの耐久性に問題が出る「かも」知れませんが、
この車いすは屋外でガンガン走り回る性格のものではないのです。
むしろネジを緩めたり、外しておくことで、1ヶ月おきに誰でにもきちんと空気を入れられる
状態にしておいた方がよっぽど親切と考えました。
ゴムチューブの耐久性(コスト)よりも、普段使っている人間の安全性の方が大切です。
もしも、このことで
早期にチューブが傷んでパンクした場合
は、またレポートいたします。
↑基本的に、この位のすき間があれば左右に首が振れて、難なく空気入れを差し込めます。
(ネジが元の場所に戻らないように、ボンドで軽く固定しておくとか、
パッキンなどのゴムリングを挟めておくと良いかと思います。)
●この裏ワザ(?)でゴムチューブの耐久性が低下したとしても
当局は一切関知しません・・・ (^▽^;
(介護型リハビリシステム研究所)
〜システムでよりよい未来へ〜
介護型リハビリシステム研究所
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ここに干渉してしまう