フットレストで内反矯正・その2
(車椅子パーツを活用した矯正法)
以前に紹介した「
足関節の矯正を兼ねた車いす」ですが、
本人が車いす駆動がしづらいとのことで、別の軽い操作性の良い車椅子に乗り換えました。
操作性は直ぐに解決したのですが、それには足関節の矯正板がついていなかったので、
徐々に足関節の変形が戻ってきて、移乗のときに体重をかけられず、
介護が大変になってきたとスタッフから相談を受けました。
単にフットレストを差し替えれば解決しそうなことですが、
フレームサイズが異なっていて、折角つくった以前のが使えないんです。。
↑現在使っている車椅子・・・
両方のフットレストに板が乗っていますが、この車いすは寄贈いただいたもので
前のご家族が高さ調整に取り付けたようです。足関節矯正には役に立ちません。
↑まずはこの板を外します。このフットレストには予めネジ穴が開いていました。
このネジ穴を利用して板を取り付け、足の位置を調整したようです。
↑さすがにこのネジ穴を使うことはできず、ドリルで新しい穴を開けて固定します。
↑外した板と、新たに取り付けた板。取り付けた板は前回のを再利用しています。
↑足の形状に合わせて取り付けたので、やや斜めになっています。
↑足関節外側にタオルを巻きつけ固定します。
支持する場所がしっかりしていると足関節の矯正はうまくいきます。
↑正面から見るとこんな感じに仕上がります。
最初の画像と比べるとどのくらい変わったか、分かり易いと思います。
器具を使って身体を矯正する場合は専門家に相談して、
痛みの訴え、皮膚の状態などに十分気をつけて無理のないように行いましょう。
(介護型リハビリシステム研究所)