即板の修理
(スカートガードもきれいに復活!)
スカートガードの復活特集です。
以前も紹介したと思いますが、同じタイプの車椅子になります。
通所利用者の個人持ち車椅子ですが、送迎車で車椅子ごとフレームの間を通して
シートベルト固定をしているのでベルトのストレスがかかっているのも
壊れた一因ではないかと報告を受けました。
↑左右にブルーのガムテープが貼ってあります。ここが壊れた場所です。
↑剥がすと、このとおりベコベコです。アルミフレームにアルミの側板、アルミのビス・・・
アルミづくしで軽量なのはわかりますが、強度を犠牲にするのはどうでしょう?
ここが外れて浮き上がると、刃物のようになりますからケガをする可能性が大です。
↑下もこのように割れてしまっています。何とも弱い構造です。。。
↑前回同様、いつもの車椅子のシートについていたネジを再利用します。
このままでは長すぎて入りきりませんので加工する必要があります。
↑ドリルで穴をあけます。ビスは柔らかいので、その上からでOKです。
必ず、ネジよりもやや小さめの穴を開けるようにします。・・・でないときちんと締まりません。
↑穴が開いたら、ネジを軽くねじ込んで「ねじ山」をつくっておきます。
↑ネジを適当な長さにカットします。
↑今回は3箇所補修するので、3本用意してあります。
↑カットしたあとは角のバリを金やすりで削り取っておきます。
↑ネジ込んだら修理完了です。
今回は左右で合計3箇所ネジ止めによる処理を行いました。
フレームがアルミ製の場合はあまり強くねじ込まないようにしましょう。
ネジ山をなめてしまう(空回り状態になって抜ける)可能性があるからです。
(介護型リハビリシステム研究所)