その他の環境整備【85】
浴室手すりの整備
その2
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最近、環境に関する相談内容が増えてきています。
介護度の高い利用者や高齢の利用者が増えてきて、今までできたことが
できなくなってきています。施設の老朽化なども背景にあるようです。。
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浴室内整備シリーズ・今回は浴室内手摺についての第2話です。
通所のスタッフから手すり位置について、再度難題を持ちかけられました。
「手摺がないんです。何とかできませんか???」
今回も、『それはPTに頼むようなことじゃないだろ!』と思いつつ・・・
とりあえずどんなものか現場をみてみようと再び足を運びました。 ( ̄w ̄;)ゞ
↑今回問題となっている手摺の配置状況・・・
↑ここは
汎用型バスボード
をつくった場所でもあります。
画像では既に手摺りは設置してあるように見えます。
・・・ではどこに手摺りが必要なのでしょうか???
以前、
紹介したバスボート画像
の中にヒントがあります。↓
【答え】
そうです。
バスボードに腰掛けて横移動をする際の手摺りがついていないんです。
ここの浴室はなぜか手摺りがまちまちに取り付けてあり理解に苦しみます。
必要な場所に手摺りがないと、利用者が恐がって湯船に入ろうとしません。
利用者も介護者も毎回のように辛く大変な思いをしているのです。
早急に何とかしなくてはいけません・・・。
↑早速ホームセンターで「滑り止め加工のしてある手摺り」を買ってきました。
今回はこれを1から取り付けたいと思います。
↑まずはタイルにコンクリート用ドリルで穴を空けます。
↑次にプラスチックの留め具を打ち込みます。
↑これで取り付け場所ができあがりました。
↑左右2箇所必要なのでこんな感じになります。
↑あとはその上から手摺りをしっかりと取り付けます。
↑しっかりと仕上げることができました。
その後は安全に安心して入浴ができるようになったそうです。
【注意】
今回のケースも安全に十分配慮して行っていますが、
あくまで自己流です。安易に真似をすることはやめましょう。
もし、参考にする場合は自己責任において、
管理者や業者に相談の上、十分に注意して行いましょう。
(介護型リハビリシステム研究所)
〜システムでよりよい未来へ〜
介護型リハビリシステム研究所
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