その他の環境整備【82】
バスボードの製作・その2
入浴補助用品のバスボード特集2回目です。
単純な構造ですが、普通に購入しようとすると2万円以上します。
狭い浴室は、あちこち濡れている中で、裸で支えづらい状態の方を介助する
ために、ちょっとしたことで滑りやすく大変危険な場所です。
なるべく道具や手段を上手に使ってリスクを減らすよう心がけたいものです。
特に、湯船に出入りする行為は事故を起こす危険性が高く、そのため
「バスボード」「渡し板」「浴槽ボード」「入浴台」等と呼ぶ板が出回っています。
↑前回は、この檜すのこを・・・
↑縦半分にすぱっとカットして・・・。
↑横は湯船の幅に合わせてカットして、大きさを調整し製作しました。
今回は、前回残った半分を使って、汎用バスボードを製作したいと思います。
大きさ調整までは前回と同じ工程です。
↑今度はスノコの釘を全部外して(板を捻ると浮き上がって外れます)、
全部、ステンレス製のネジに交換しました。
※板が柔かいので電動ドライバーはトルクを軽くして使いましょう。
↑檜は肌触りはよいのですが、中央に座ると歪みが生じて不安定になるため、
このように別の頑丈な角材でしっかりと補強しました。
↑表面はこうなりました。ちょっとだけ売り物に見えませんか?・・・
(;´д`)ゞ
↑補強部分も座面になるので、座る部分も広くなりました。
2号機完成!! d(*⌒▽⌒*)b
↑角は綺麗になるべく丸く削ります。
ケガを防止するのと、湯船の内縁のカーブに多少なりとも合わせるためです。
↑このように「下駄の歯」のように出っ張らせた部分を、湯船の内縁に合うよう
調整するとズレることがなくなります。
↑横から見るとこのような感じです。
材料さえあれば、それ程難しい作業ではありません。
普通のノコギリとドライバーでも十分につくることができます。
刃物を使う作業ですので十分に気をつけましょう。
材木やネジなどは腐ったりサビ難いものを選びましょう。
当、ホームページ内で紹介している内容は全て自己流です。
参考にされる場合は、自己責任のもとで計画的に行いましょう。
(介護型リハビリシステム研究所)
〜システムでよりよい未来へ〜
介護型リハビリシステム研究所
●「入浴補助用具」シリーズ