ピータイルの傷
(ピータイルに傷をつくる真犯人を追え!)
当施設では「直ぐに削れて劣化しやすい灰色タイヤ」から「安価で丈夫な黒タイヤ」に
どんどんと変更しています。
そこで疑問・・・当初、
危惧されていたピータイルの傷というものはどうでしょうか?
ピータイルに黒い線があちこちあるのは確かですが、利用者が集うホール周辺には
殆ど見かけません。廊下や、屋内に多いようなのです。
「これは・・・ひょっとして、車椅子はいわれの無い疑いをかけられていたのでは?!」
そこで、今回はピータイルの傷を追求したいと思います。
おそらく、現場でピータイルの傷をあれこれ詮索したヒマな専門職はいないでしょう。
でも、やります!車椅子は悪くないことを何とか証明したいんです!!
安くて安全で長持ちする黒タイヤを、何とか復活させたいんです! ( ̄O ̄)ノ
やるぞ〜
↑老健施設では食事はホールでとります。病院のようにベッドではとりません。
四六時中集う場所なのに、なぜかピータイルの傷は殆ど見かけません。
↑でも、なぜか廊下の一定の場所には傷が多いようです。
※この画像を後から、再検証しますのでちょっとだけ覚えておいて下さい。
↑黒いチョークで書いたような傷・・・。
それにしても、このような複線を車椅子のタイヤでつけることが可能でしょうか?
↑明らかにレールのような平行線がついた場所があったので、その幅を測ってみました。
↑タイヤ幅は70cmと判明。
当施設の車椅子タイヤ幅は広くて約50cm、シルバーカーも同様です。
↑リネン類を運ぶこの台車はかなり怪しい感じがします。
(; ・`д・´)
↑出入りする業者が荷物を運んでくる台車もちょっと怪しい。 (´・ω・`)
↑仮にリネン(※)類を運ぶ台車が原因ならば、リネン庫の出入り口に傷があってもいいはず。
※ここでマメ知識・・・リネン、リネンというけど「リネン」っていったい何???
意外に知らないリネンの意味・・・最近流行の「理念」とは違います。。
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【リネン・linen】麻の一種で「亜麻(あま)」のこと。枕や掛敷カバー、シーツなどに使う。
綿より高価で使い込むほど柔かく風合いが良くなる。本当にリネンを使ってるかは?
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・・・・と思ってリネン庫周辺の床を調べましたが、全然傷は見当たりません。
う〜ん・・・
( ̄w ̄;)
そこで更に傷の場所を調べていくことにしました。
この後、
衝撃の事実が明らかに!
\(◎o◎)/
ここで決定的画像をお見せしたいと思います。
(゜д゜)ノ
↑これがそう。ベッドの足元の傷です。この場所には車椅子は入りません!
↑これもそう。ベッドのキャスター周辺が明らかに多いという事実。
↑2枚目画像で紹介した廊下の傷、同じ場所に何回も往復した跡があります。
ここに黒タイヤの車椅子を持ってきましたが、壁が邪魔して傷跡の上に乗りません。
実はこの場所、ナースステーション前で監視したい方がいるときには、
ベッドを時々持ってきている場所でした。よく観察すると四隅に似たような傷がありました。
先ほどの70cm幅の跡も、リハビリ機器(特殊な筋力測定器)をずらした跡だと判明。
つまり、いずれも車椅子のタイヤは関係していなかったのです!!
前々から、『そーじゃないかなぁ〜??』と思っていたことがこれではっきりしたわけです。
白(灰)色系の車椅子タイヤは以前から報告していますが、
@強度も弱く磨り減りやすい、A手に入れにくい、B高価、等…良いことはあまりありません。
↑黒いハンドリムに黒いタイヤ、しぶくて格好いいですねー。
大学病院の備品でも黒タイヤを履いた車椅子を見かけたことがあります。
一般病院でも積極的にコストのかからない丈夫な黒タイヤを採用すべきと思います。
黒タイヤの復権(リハビリ)を!!
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【注意点】
いつも書いていますが、当ホームページの殆どは研究所オリジナル企画です。
調査範囲や時間についても比較的限定された中で行っております。
全てを鵜呑みにされずに、各現場である程度検証されることをお勧めします。
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(介護型リハビリシステム研究所)