「車椅子体重計整備」パート2
(前回の分解整備から早2年・・・)
2年前の新年特集として紹介した車いす体重計の整備。
あれから2年、自動車でいうと車検の時期。どのくらいガタがきたでしょうか?
↑見た目にはそれほど変化のなさそうな体重計。
これでも結構、各階に運ばれて頻繁に使われています。
例の車輪を置く目印をつけてから、「壊れた」とか「おかしい」という現場の声は聞かなく
なりました。マーキング後は「全く」です。予想は図星だったと言ってもよいでしょう。
↑ただし、2年間使われ続けてきたために、そのマーキング部分もズレや剥がれが
目立つようになってきました。このまま放置すればいずれ全部剥がれます。
綺麗に剥がして、新たにマーキングします。
↑やはり台車部分のガタつきもそれなりに出ていました。
脱落しているネジも1個見つかりました。
↑途中まで出てきているネジもあります。
放って置くと脱落しますので、すべてのネジに対して、きちんと増し締めを行います。
↑中にはネジ山がまったく無くなっているものもありました。
これは体重計を台車に置くプレート部分にあるネジで、両側とも簡単に引き抜ける状態。
これがガタつきの元凶に違いありません。
前回はこのネジ山がつぶれていることまで確認していませんでした。
↑ネジ山だけでなく、ネジ穴まで広がっていたので同じサイズのネジが使えません。
ちょっとだけサイズアップします。この方が、いくらかは耐久性もあがるでしょう。
↑ドリルで少しだけ、穴をひろげて・・・・
↑新しいネジをきちんと締め付けたらできあがり!
何と!2年前に整備したときより、まったくグラつきが無くなってスッキリと仕上がりました。
体重計も定期的に点検・整備しましょう(^o^)丿
(栄養管理・マネジメントにも、正確な体重計測が必要です)
(介護型リハビリシステム研究所)