「リハビリテーション計画書」の自動作成システム

  〜柄澤式痴呆度、障害・痴呆ADL自立度等も自動出力〜

        情報技術活用とシステム化は慢性人員不足の老健にとって欠かせない。
           問題は、「だれが・いつ・どこで・どのように、行うか?」である。


【はじめに】
●今年4月、老人保健施設(以下、老健)においても、「介護報酬改定」が行われた。
●この改定に伴い、「リハビリテーション実施計画書」が新設され、同時に「認定調査項目
(基本調査)」の内容見直しも行われた。
●「認定調査項目」は介護認定の基本的資料であり、身体状況の総合判断材料になる為、
当施設でも職員が、同様の項目にて定期的調査を行い、結果をパソコンに入力して、必要な
書面を出力させている。
このシステムは、昨年の全国老健大会でも発表した。
●今回は、改定に合わせて追加したシステム内の新たな書面項目と、試行錯誤の上で進化
させた追加項目を中心に、紹介したいと考えている。
 
【対象と方法】
●対象は前回同様、当老健の利用者全員(入所100名、通所130名)。
方法としては、施設で利用している書面を徹底的に調査分析し、表計算ソフト「Excel2000」の
ワークシート機能と、関数機能の応用にて、簡単入力で必要書面が出力するよう組み上げた。
●データベースは「検討会(カンファレンス)資料」と、「認定調査内容(基本調査+特記事項)」の
点のみで、この最新情報を入力すれば、(1)包括ケアチェック表、(2)施設サービス計画書、
(3)通所リハビリ計画書(通所独自のもの)、(4)退所時指導書、(5)紹介状、(6)※参考資料、
(7)リハビリテーション実施計画書等、7種の書面が必要事項と共に出力される仕組みである。
●これらは各部署の意見を反映させ、随時「マクロ」を用いて毎月の様に進化を続けている。
 
【結果と考察】
●「書面負担の軽減で、リハビリを含め介護サービスの充実を図る」という、このプロジェクトは、
完全に軌道に乗り、多くの成果をあげてきている。職員に余計なストレスを与えないシステムは、
余裕ある介護へと繋がり、ベテランを含めた職員辞職者の減少へと繋がっている。
●※の参考資料は、介護量と評価項目のレーダーチャート、肥満度、予想介護度に加えて、
柄澤式痴呆度、障害ADL自立度、痴呆ADL自立度までも予想を出すようプログラムした。
●手前味噌で恐縮だが、これらは外部の様々な視察等においても、かなりの好評を博している。
●尚、今回も誤解なきよう追記するが、これら書面出力ソフトは完全なものではなく、あくまで
補助手段として、プリントアウト後には必ずチェックし、加筆・訂正を行うよう徹底指導している。
(1人分情報量/500〜550KB/常に新規情報上書きにて保存)
●改定を期に、Accessへの変更も考えたが、Excelでの熟成・完成度を高める結論に達した。
 
【ホームページ】
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