車椅子の最終処分2
(最終的な車椅子の姿とは・・・?)
以前も、取上げたことがありましたので今回が2回目になります。
施設の車椅子は毎日酷使されている上に、耐用年数の倍以上も働いています。
しかしいくら施設の予算がなくても、いつまでも使い続けられるわけではありません。
そこで当施設でも毎年、年度替わりには何台か車椅子を購入してもらい、
限界のきた車椅子を少しずつ処分することにしています。
その全体管理をうちではリハビリ職員が手を挙げて行なっているというわけです。
処分の候補となるのは、部品取りとして取っておいた車椅子。
いつまでも、部品車を複数保管していると場所が足りなくなってしまいます。
↑リハビリ室の一角にある部品取り用車椅子スペース。
それなりに場所を占めてしまいます。当施設では3台くらいが限界。。
処分すると決まった車椅子は・・・
↑必要部品を取り外します。ブレーキ・キャスター・足乗せ・肘掛け・・・等々・・・。
保管部品は部品ごとに整理して収納しておきましょう。
車椅子のパーツ数はそれ程多くはありませんが、整理していないとゴチャゴチャと
オモチャ箱みたいな状態になってスピーデイな整備ができません。
↑シートもプラスドライバーだけで簡単に外せます。
綺麗なシートなら保管しておくことも可能です。
処分する際はシートの脇にも「補強金具※」が入っていますので、抜きましょう。
※「補強金具」はプラスチックの時もあります。
↑バラバラにできたら、規定の処分場所に持って行きます。
車椅子は各自治体や地域によって処分方法が違うようですので、
十分に確認の上で処分して下さい。
中古または故障というだけで処分するのは抵抗がある・・・という方は、
部品を後進国に送るシステムもあるようですので興味のある方はネットで検索して下さい。
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(介護型リハビリシステム研究所)