「スカートガード」整備法・パート2

    再び「絆創膏」車椅子を救出せよ!!

以前、絆創膏のようにガムテープを貼られた車椅子ケースを特集しましたが、
今回も似たような車椅子に遭遇しました。早速、救助開始です。
いったい、どうしたと言うのでしょうか???




↑スカードガード角の全面にガムテープが貼ってありますが、既に剥がれて鋭利な金属が
剥き出しになっています。このままだと大変危険です。凶器になってしまいます。




↑テープを剥がしてアップにした画像です。
スカートガードに亀裂が入り、何とも悲惨な状況です。何とかしなくてはいけません。

それにしても、どうしてこのような壊れ方をするのでしょうか??
職員が無茶苦茶な扱いをしているから?単に製品が弱すぎるから?


裂けた金属を簡単につなぐことは通常ですと困難です。
アルミ製でしかもかなり薄い構造をしていますし・・・。。
中途半端に穴をあけて針金で縛っても、後の処理(針金の切り口など)が問題ですし、
すぐにそこから裂けてきてしまうでしょう。
部品車からスカートガードそのものを交換するのも大変だし・・・。

色々と考えていると、
ちょっとしたアイディアが閃きました。  ひょっとしたら(≧∇≦)/何とかなるかも?!

そして、部品入れを「ごそごそ」探っていたら、都合よくイメージ通りのものを見つけました!




↑平たいクリップ状の金具。これこれ、これが使えると直感しました!!




↑まずは、カナヅチで「ガンガン」叩いて容赦なく潰します。




↑はい!綺麗に潰れました!これで応急処置用の金具が完成です!!




↑スカードガードの裂け目を元に戻して、その上から挟み込み「コンコン」と打ち込みます。




↑はい!これで完成!!
クリッピング手術といいますか、サンドイッチ作戦といいますか・・・。 (;´д`)ゞ
少なくともこれで裂け目が出てくることは無くなったというわけです。




↑その後は比較的同系色のガムテープを貼ってできあがり。
全工程で10分くらいでしょうか??
あのクリップが何のクリップだったか知りませんが、このような応急修理もありだと思います。
この状態でしばらく様子をみることにして、早速現場に復帰してもらいました。


【まとめ】
スカートガード角のビス外れや、亀裂はケガをする危険性が高いので、
なるべく早期に根本的に修理をするのがベストです。

中途半端にガムテープのみで処理してもいずれ剥げてしまい、知らずにケガしてしまいます。
どうしても応急修理が無理なら「部品車」にするか、専門業者に依頼しましょう。




                                  (介護型リハビリシステム研究所)

これはひどい・・・・
 ( ̄□ ̄;)!!
   一体何が?!