壊れた虫ゴムレスの虫
     (最近起こった珍しいケース)


今回は、以前紹介したことのある「虫ゴムレス」の虫が壊れた・・・というお話です。



↑その「虫ゴムレス」とは・・・これ。。正常に使えていた頃の画像です。
これは、「スーパー・バルブ」とは別のタイプなので勘違いしないで下さい。




↑通常は、黒いゴムの先端を引っ張るとこのような感じになります。
ここの隙間から、圧力を受けた空気がタイヤチューブ内に入り込む仕掛けです。




↑その部品が今回はこのようにバラバラになって戻ってきました。

話を聞くと・・・空気を入れても抜けてしまうので、虫ゴムを交換しようと取り外そうとしたら
固着していて無理やりペンチで引っ張ったらこうなった・・・とのことです。
(バネ中央の金属棒が歪んでいるのは、無理やり引っ張った痕跡です。)

この部品(虫ゴムレスの虫)は壊れてしまいましたが、おかげで構造がよくわかります。。
このように内部にバネが入っていて、「バネの圧力で先端ゴムの蓋をして空気の逆流を
防いでいる」仕組みが見て取れます。

それにしても、矢印の先にある「ベロ」みたいなものは何でしょう???

実は・・・何を隠そう・・・これが不具合の原因だったのです!!




↑このようにしっかりバネを押していくと・・・ご覧の通り・・・
ゴム蓋の根元にコーティング(シール)してあったゴム部分が剥がれて出てきたもの、
・・・ということが分りました。

経年変化で、ゴム蓋から金属棒にかけて接着していた薄いゴム覆いが剥がれて、
それが蓋の入り口に挟まって、密閉性を失い、空気漏れを引き起こしていた・・・
というわけなのです。
普通なら、ここまで出てくることはないでしょうが、吹き込まれる空気の圧力で
このようにペロンと外に出てきてしまったのでしょう。。

ここまで、バラバラになってなければこの「ベロ」部分を根元からチョンとカットすれば
当面使うことは可能でした(ただ、今度はゴム蓋が外れる可能性が高くなりますが・・・)。

もし、これと同じタイプの虫を使っていて、同じような状況で空気漏れが起こった場合は、
とりあえず、ここの「ベロ」部分をカットして使ってみてはどうでしょうか??


※今のところ、「スーパー・バルブ」の不具合は当研究所では経験がありません。
もし、不具合が出ましたら、その後の販売店の対応を含めてレポートする予定です。



                               (介護型リハビリシステム研究所)

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・・・それにしても、最近デジカメの調子が悪いです。。
温めると発色がよくなり作動するのですが、寒いとヘソを曲げて発色がセピア調になったり
歪んで全然変な画像になって使い物になりません(今回の3・4枚目にも症状が出てます)。
こうなると早く暖かくなってくれればよいなぁ・・・と祈るばかりです。
おそらくコンデンサ辺りが劣化していると推察できても、対応は困難です・・・。
秋ぐらいまでごまかして使いつつ、新しいデジカメを探すことにします。。
修理に出すとしたら新しいのを買った方が早いですからねぇ〜。
それにしても、保障期間に壊れてくれればいいのに、購入して1年半くらいで調子が悪く
なるのが一番困ります。。