「キャスター」整備法・パート13
脱落後、パーツを紛失したケース
今回は前回に引き続き、キャスター脱落のケースを特集します。
前回もコメントした通り、ゴムの劣化が原因なのでしょう・・・
最近、キャスター脱落の修理依頼が一気に来ています。
↑この通り、片側のキャスターが外れて運ばれてきました。
試しに、もう片方のキャスターも点検したところ、やはり「ゆるゆる」の状態でした。
↑両方外した状態です。
困ったことに片方は、赤いプラスチックに乗せている六角ボルトが紛失していて手元にありません。
これがないと固定ができず、現場に返すことができません・・・・・
このボルトはフレームに収める部品なので、薄くて特殊にできているため代用品がないのです。
仕方ないので、
応急処置をすることに決定しました。
あまり、お奨めしたくはありませんが、その場で何とか対処したい場合に参考になればと
特集したいと思います。⇒
あくまで「応急の処置(措置)」ですので、お忘れなく!!
↑針金を適当な長さにカットして、ペンチで溝に合わせてぐるぐる巻いてシッカリと止めます。
↑注油して、右回りに徐々に締め付けていきます。
もし、ここで外れたりしたら、一端外して再度やり直して下さい。
↑そうすると、このように綺麗に締めつきます。キャスターに納まる程度に締め付けましょう。
↑フレームに戻したら、きちんと締め付けて整備終了です。
以外にしっかりと固定できるはずです。あくまで、「応急」ですけど・・・
すぐに現場復帰と相成りました。
もし針金がなかったら、部品取り(廃車)になっていたケースです。。。
【まとめ】
「裏技」としての固定手段に、「針金」を使ったケースを報告しました。
整備をしていく中で「針金」は何かと役に立ちます。
もしお手元になければ是非、揃えてください。
ボタンエイドの材料にもなりますしね♪
(介護型リハビリシステム研究所)