その他の環境整備【427】
サンダル改造でQOLアップⅢ
~足趾に損傷がある場合の対処~
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「その他の環境整備」の特集【350】と、【364】の続報になります。
その後はしばらくご利用がなく、利用前から具合の悪かった右足は
下肢義足を装着しての再利用となりました。
(糖尿病による壊疽のため、義足は当初から予定されていました。)
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↑久々のご利用による再評価です。
現在も左足は治療中で、そのためサンダルを使われています。
右足は義足なのでピッタリ履けるのですが、左足はガーゼなどで
覆われているためベルトが短く、歩行中に時々外れてしまうなど
外出時に何かと不自由しているとのことです。
屋外歩行時は安定させるため、痛くても締め付けているそうです。

↑マジックベルトを締めるとこの様な感じなります。

↑折り返し部分がやや浮くため、2cm張り付くかどうか・・・。
「ご本人はこれでも自分で調整したんだよ。」とのことです。

↑そこで今回もご本人の強いご希望によりベルト延長を行います。

↑とりあえずベルトを外します。

↑次にカシメを用意します。
カシメは手芸屋さんでも売っています。

↑あとは穴あけとボンドを用意します。

↑ボンドで仮止めしたら下穴を開けます。

↑下穴にカシメの凸を通して・・・。

↑カシメの凹部分(キャップ)を被せます。

↑「トン、トン、」と叩き潰して外れないよう固定します。

↑以上で、ベルト延長加工は終了になります。

↑余裕をもたせてしっかりと固定できるようになりました。
今回も仕上がりに大満足で上機嫌でお帰りになられました。
病院のリハビリ期間中はこれらの提案はなかったそうです。
介護型 ~システムでよりよい未来へ~
リハビリシステム研究所
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