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5.東京駅周辺の交通・まちづくり計画の一体的検討を
 東京駅周辺では、JR東日本のこの事業以外にも、これだけ多くの交通やまちづくりの計画が動いています。まず外堀通りの向かい側では、中央区の八重洲再開発計画、そして東京都交通局が八重洲再開発と一体で整備しようとする都営浅草線東京駅乗り入れ、中央区の八重洲から銀座を経て臨海部へ向かうLRT構想、河川管理者と流域住民で検討されている日本橋川の再生と舟運構想、千代田区の交通バリアフリー基本構想に基づく東京駅の特定事業計画、大手町・丸の内・有楽町地区の地区計画、そして、これらサポートする特殊街路や駅広場の東京都による都市計画決定、といった具合です。今はこれだけ多くの計画が、すべてそれぞれの担当部署が検討会等を主催して、縦割りで検討されているのです。
 しかし、これらの事業が完成すれば、利用者は完成した鉄道・LRT・船・道路・ビル相互を一体的に利用することとなります。そのため、縦割りの枠組みのまま検討するのではなく、計画段階から住民・在勤者を始め、東京駅利用者たる全国民を巻き込み、一体的に検討することが必要です。今回の東京駅八重洲口開発事業も、周辺地域の計画との一体的検討の中で抜本的に見直し、環境影響評価も事業単体ではなく、東京駅周辺の交通・まちづくりの計画全体を対象とした計画段階環境影響評価を実施し、交通・まちづくり計画の一環として検討していくよう、JR東日本、東京都以下関係機関にお願い申し上げ、今回の公述を終わりたいと思います。