白鳥に化けたゼウスがスパルタ王妃レダに卵を産ませました。 |
卵から孵ったのがカストルとポルックスの兄弟です。 |
ポルックスはゼウスの血をひいて不死身でした。 |
成長してカストルは拳闘の名手、ポルックスは乗馬の名手となりました。 |
ともに様々な冒険で名をとどろかせました。 |
アルゴ船遠征の時に大嵐に遭遇。兄弟の頭上に大きな星がひとつずつ煌めきました。 |
その後海は凪ぎ、航海は無事に続けられました。 |
(嵐の夜空中放電でマストの頂にあらわれる火のことを”セントエルモの火”と呼びますが |
その昔は”カストル・ポルックスの双子の火”と呼んでいました) |
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その後の冒険でカストルはリュンケウスに弓矢で射殺されます。 |
怒ったポルックスはリュンケウスを殺して仇をとります。 |
しかしイーダス(リュンケウスの仲間)の投げた石が頭にあたり気を失います。 |
イーダスはチャンスとばかりポルックスにかけよりました。 |
そのときゼウスの投げた雷電の矢がイーダスを貫きました。.........。 |
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不死身のポルックスはカストルが冥界に行ってしまったことを悲しみ自分も死んで一緒に |
いたいとゼウスに願いました。 |
ゼウスはこの願いをききいれ一日ごとにオリンポスと冥界とで暮らせるようにし |
双子の姿を友愛のしるしとして星空にあらわしたと伝えられております。 |
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