気になる車椅子パート2

      珍しい車椅子発見!!

今回で2回目です。ちょっち気に入った。以外にすごいかも!という車椅子を紹介します。
高価・珍品で普段は滅多に見かけることはありませんので、拝んでもらっても結構です。

今回も、某老健(老健施設登録国内NO.1の施設)で、再び「おぉっ?!」と驚くべき装備を
身に着けた?車椅子を見かけたので紹介したいと思います。

・・・では、ご覧下さいっ!!

↑よーーーく見てください。何か変だとは思いませんか??
タイヤが片方に3個ありますねー。両方で6個。6輪車です!

大車輪は右矢印が本来の固定位置なので、かなり前までズレていることがわかります。
大車輪(タイヤ)が前にズレると後方に倒れる危険性があるため、後方にもキャスターが
ついているというわけです。

では・・・なぜ、このような車椅子があるのでしょうか??

@まず、大車輪を中央に置くことで小回りが効く様になります。
小回りがきけば、家庭内で方向転換をする場合に役立ちます。
A大車輪が前にずれると、握りやすくなります。
腕を後ろまで持っていかずに、軽い操作で移動することが可能になります。
※肩の動きに制限があったり、腕力が不十分な方に有効です。





↑・・・と、感心していたら前輪キャスターのゴムがブチ切れていることに気づきました。
「ひぇ〜、何てこった。なにも今日壊れなくても・・・」と思いましたが、このまま使ってもらうのも
問題ですので(ゴムの外れたキャスターに足を挟むとケガをする危険が大)、何とかしなくちゃ
いけません。・・・かといって、特殊な小さいキャスターなので予備も何もないのです・・・



↑色々、考えましたが「やはり」後ろのキャスターを利用することにしました。
まぁ、見てて下さい。取りあえず施設内で使えればいいんです。(←?)



↑交換しました。
まぁ・・・予想したことですが、後ろのキャスターはゴムが無い分、浮いてます。

  

↑矢印部分のネジで浮いている部分を調整しました。



↑こんな感じです。後輪はダンパーがついているのでショックはそれ程ありません。



↑かなり以前に、寄贈された車椅子なのであまり予算もたてられないようです。
このまま、しばらく様子をみたいと思います。。。

【後日談】
ごまかして使っていましたが、他のキャスターゴムも同様の劣化を生じていたようで、
結局、4個とも新品に交換しました。新品が届くまでの応急処置となったわけです・・・。


                                        (介護型リハビリ研究所)