背もたれ継手修理

     
     〜 現場での応急修理 〜



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もう既に廃車済の車いすですが、以前現場で応急修理を頼まれて行った記録です。
記録を整理していたら出てきたため、折角なので特集したいと思います。

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↑ある日、「背もたれが折れてしまいました」との報告を受けて見に行くと、
背もたれの折り畳み部分がポッキリと折れていました。





↑背折れ部分は、車(セダンのトランクなど)に詰め込む際に
介助用のハンドル(手押しハンドル)の出っ張りを無くす目的の装備です。

施設内で使用する場合は、折り畳むことはまずありませんので不要な機能です。
むしろこの継手部分がガタつくことで違和感が出たり、ガタの重複が金属疲労となって
折れることもあるため、施設備品としては最初から無い方が良い装備なのです。
(この車いすは寄贈品で、しばらくの間使わせていただいていました。)





↑金属が割れた部分です。





↑割れ、亀裂、錆が見られます。
この画像ように継ぎ手は溶接された部分でもあり、非常に弱い部分なのです。
人が乗った車いすをあちこちに移動する際、相当な力が加わるのも原因と考えられます。
(屋外保管状態で水がかかったりすると、尚更壊れやすくなるので気をつけましょう。)





↑既に廃車した車いすの部品と互換性があるかチェックしましたが、
微妙に合わず、交換を断念しました。





↑そこで、とりあえず用意したのが画像のビニール紐とハサミ。。





↑このようにしっかりと縛りつけました。





↑このように固定して新車到着までの間、なるべく使わぬよう注意して保管しました。
新車到着した後、速やかに廃車処分となりました。。


    ●外出先などでの応急対応の参考程度にしてください。
    ●ダメージを受けた車いすを使い続けることは大変危険です。
    ●「背もたれ折り畳み」の装備は、無い方が車いすは長持ちします。





                                   (介護型リハビリシステム研究所)




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