タイヤの加水分解 その2

   〜 ハイポリマータイヤは交換可能か? 〜


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ハイポリマータイヤは気泡(隙間)が多い分、「ゴムの加水分解現象」が早いようです。
ゴムの加水分解とは、ゴム製品が劣化して「べたべた、ボロボロ」になっていくことです。
「虫ゴム」が劣化するのと同じ現象です。
ただ、このハイポリマータイヤの劣化はちょっと早すぎると思うのは私だけでしょうか?
長期使用を目的に少々高価でもハイポリマーをチョイスしたユーザーはがっかりして
二度とこのメーカーから買わなくなったとしたら非常に残念です。
メーカーの肩を持つわけではありませんが、処分しなくても何とかなる方法を探ります。

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↑束の間の休息状態にある「オアシス」。。
この車いすが
再び現場の「オアシス」となることが出来るのでしょうか??



        

               ↑現場の切実な願い・・・


      「早く直して下さい(涙)。」



  
今度こそ、叶えてみせます!




↑再度ネットで購入した、車いす専用タイヤです。
少々お高いですが、新車を買うことを考えたら全然安いです。





↑サイズはご覧の通り・・・。





↑小径なので空気圧表示も高めです。





↑前回頼んだタイヤと重ねると・・・、内径がこの位違います。





↑外径が合っていたとしても、これでは入るはずがありません。





↑当然ですが、中のチューブも異なります。





↑早速、チューブをバルブ穴に通して取り付け完了しました。(サイズが合えば問題なし)





↑途中で気がつきましたが、カバーは外した方がスッキリ。作業も楽です。





↑空気圧を指定の圧に調整して入れます。





↑何度もしつこく取り上げていますが、車いすは「適正空気圧が命」です。





↑新旧の比較になります。
右側に写っているハイポリマータイヤは、まだ崩れて浮いてきていないのですが、
時間の問題でしょうし、見た目や操作バランスも悪そうなので取り替えます。





↑隙間がないので、そのままカッターでズバーッといきます。





↑こんな感じで切れます。何かの食材に見えなくもありません。





↑裏からみるとこのような感じ。ボロボロはまだ進んでいません。
例の白い固定紐が2列に並んでいます。このような構造になっているんですね。
(なぜ同じ車いすでこうも違うのでしょう? タイヤの製造日が異なるとか??)





↑完成です。ついに「廃ポリマータイヤ」に勝利しました!
この後、ブレーキを調整して無事に現場に復帰しました。



●廃用のハイポリマータイヤは交換が可能なんです

諦めないで、わからないことがあったら製造メーカーに相談・確認しましょう




                                   (介護型リハビリシステム研究所)




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