安心・安全ハンドリム
〜 安全対策車いすの紹介 〜
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自動車メーカーは、最新の安全装備を競って次々と開発し販売しています。
同じように車いすメーカーも、「事故・ヒヤリハット」を解決するための
安全装備をつけた製品を販売してきています。
今回はメーカーの製作意図などを考察しつつ、紹介していきたいと思います。
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↑これが今回見かけたちょっと変わった車いすです。
どこかで見かけた気もしますが・・・その時は多分スルーしたのでしょう。。
↑目を引くのはちょっと変わったハンドリムです。
↑片側4箇所に反射板がついています。
夕方など道路を横断する際に視認性を高めてくれます。(前後にはありません。)
●「100円ショップの自転車用スポーク反射板」で他の車いすにも装着可能です。
↑この「フイットグリップハンドリム」はすべりにくい樹脂でできています。
親指を入れるスペースが全くないので、親指を乗せて動かすことになります。
↑裏には溝があり、その他の指を内側から引っかけて回転させます。
●メーカーとしては、
「ハンドリムをつかみ損ねてスポークに指を巻き込むことを予防できる」
「摩擦抵抗力が大きいため、握力の弱い方でも僅かな力で操作できる」ことを売りにしています。
●しかし自分としては、
「タイヤ表面を握る誤操作を予防し、感染症対策に貢献できる」ことを売りにしたらと考えます。
↑以前、特集したこともありますが、空気圧が多少落ちていてもブレーキの効く
「ロックンブーレーキ」という特殊ブレーキを採用しています。
↑なかなか良い仕組みなので、その他の車いすにも標準装備にしてもらいたいです。
↑座面高、シート幅を変えられるモジュールタイプ。シート張りも調整可能です。
この他に、足元のすっきりするスイングアウト、外に歪まない丈夫なサイドガードなど
座位姿勢調整や、安全面に色々と配慮してある車いすでした。
●メーカーパンフレットはこちら↓・・・「ヒヤリハットをスキット解決!」
www.kurumaisu-miki.co.jp/catalog/pdf/SKTnew1502.pdf
<欠点>
↑残念なのが、よく使うブレーキレバー。
↑これが簡単に外れてしまうことです。
↑理由は「樹脂製で軽くはめ込むだけの単純構造だから」です。
簡単に外れてしまう構造なので、簡単に紛失しそうです。
ケガしにくいハンドリムを採用していても、残ったブレーキ金具でケガしそうです・・・。
(介護型リハビリシステム研究所)
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介護型リハビリシステム研究所