車いす入替え計画

      〜 長期的な買い替え戦略 〜


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車いすはベッドからの「離床」を促し、「活動性の向上」に繋げることのできる
大変有効で便利な用具です。

ただ、あまりに身近すぎるため管理が行き届かない現場を数多く見かけます。
整備不十分な車いすを使い続けると事故や怪我、生命の危険さえ伴うことがあります。

自転車整備程度の知識があれば、基本的に誰にでも整備することが可能ですので、
ボランティアさんなどの力を借りて整備している施設もあるようです。

しかし、整備さえしていればいつまでも乗り続けて良いのかというとそうではありません。
見えないところでフレームの腐食が進み、外出先でいきなり壊れることも考えられます。

車いすの耐用年数は6年です。
ただ単に「動くから」という理由だけで、10年も20年も押しつけていて良いのでしょうか?

目先の整備だけでなく、ある程度の年数をかけて少しずつ入れ替えていく・・・
台数保有の多い施設こそ「買い替え」という長期計画を立てていく必要があると考えます。

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当施設も、100台を超える車いすを保有しています。
毎日頻繁に使うものですので、確実に老朽化が進んできています。
一気に買い換えるのは予算的に難しいので、毎月2台ずつ新車と入れ買えをしています。



↑昔は近所の業者さんに納入してもらっていましたが、
インターネットで購入してメーカーの倉庫からダイレクトに配送してもらう方が
低予算で済むため、最近ではもっぱらこの方法になりました。





↑送料込1万円で購入できた時期もありましたが、
生産国の生産コストが上がったためか1万3千円になり、1万6千円になり、
じわじわと高くなってきています。
最近では2万円前後にまて上がってきたようです。

たまたま安いサイトを見つけて注文したのですが、届くのに1ヶ月待つ必要がある
とのことで、結局2ヶ月分が1度に届いてしまいました。

4台となると台車に乗せて1台ずつ運ぶだけでも大変です。





↑この後、空気圧・ブレーキ・フットレストなど整備して、ナンバーリングした後
現場に配車することになりました。

ピカピカの新車はかなり気持ちいいです。
空き箱はかなり大きいサイズなのでレク用に加工して使うことも可能です。




                                   (介護型リハビリシステム研究所)
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介護型リハビリシステム研究所
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