リクライニングワイヤー

     〜 意外に多いワイヤー切れ 〜

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職員が「ブレーキが壊れてしまったんです〜!!」と持って来て、
「ここは、ブレーキじゃなくて、リクライニングでしょ!!」と突っ込むことの多い故障です。
先日も、突然持ってきて・・・「すぐできますか?後から取りにきますから!」と言い残し、
嵐のように去って行きました。

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↑ 残された車いす・・・。よくみると、以前ボルトで片側を固定修理した車いすでした。





↑今回は反対側が切れてぶら下がってきました。
この状態では背もたれシートを倒すことも起こすこともできません。

この修理は業者に頼むと時間がかかる上に、相当な費用を請求されます。

なのに切れたワイヤーを「すぐに、タダで」修理するなんて基本無理でしょう。。。





↑などと考えつつ、状況チェック・・・切れてます。いつもの場所のワイヤー切れのようです。





↑今回は幸いにもワイヤーを固定する金具(左)が残っていました。





↑ワイヤーカバー(外鞘)を引きぬいて・・・。





↑グラインダーで・・・





↑外鞘部分の端を4cm程度カット。





↑カットした部分はワイヤーが通過しやすいように内側を広げておきます。





↑ワイヤーを通したところ。
●ワイヤーカバー(外鞘)が歪んでいると途中で引っかかります。真直ぐにしましょう。





↑次にワイヤー留め金具を分解します。





↑分解できました。すると、ネジ穴の奥に何か見えました。何でしょう??





↑ワイヤーの切れ端みたいです。





↑このままではワイヤーを入れるのに邪魔なので、小さなマイナスドライバーで掃除します。





↑細かなワイヤーの屑がパラパラと出てきました。





↑この後はワイヤーをセットして、その端に固定します。





↑ワイヤーの張り具合を確かめながら、丁度良い位置で六角レンチで締めつけます。





↑はい、出来上がりです。





↑左右のバランス・注油など、最終チェックをして希望通り、即現場復帰となりました。





                                   (介護型リハビリシステム研究所)
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