その他の環境整備【261】


 肘置き歩行車 1

〜歩行状態によるタイプの使い分け〜


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今まで使っていた歩行車が使いづらいとの相談を受けました。
早速、リース業者とケアマネに連絡して別な商品を検討することになりました。

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↑基本的にリース歩行車は左右の握り部分にブレーキがあります。
左右にあることで歩行時の横揺れを抑えて安定した歩行ができます。



ただ、上半身に変形があったり、腕の筋力が弱っていると
左右の握り部分だけで体を支えて歩くことが困難(不安定)になります。



そこで、今回準備した製品は・・・・





↑これです。通常の位置にブレーキはありません。





↑そうです。前側についているんです。





↑ロックして停止するには下側に押し下げればOK。





↑そして。一番の特長はコレ!!!

ハンドルの両脇に「耳(?)」のような「天使の羽(?)」のような不思議なものが
ついているのがわかりますでしょうか??





↑実はこの部分は肘置きなのです。
コレがあることで、肘をついてもブレーキ操作可能な状態で歩行ができます。





↑肘支えのため、上半身のバランスが不十分でも安定した歩行が可能になります。
本人もすぐにこれが気に行ったようで、借り換えとなりました。

他にも似たような製品はありますが、肘のサポート部分が大きかったりするので、
見た目にもシンプルで使いやすいこの製品は個人的にイチオシです。



 

↑ブレーキも特徴的で、しっかり制動するよう爪部分が工夫してありました。



製品名:シンフォニーワイドSP
インターネットで直接購入では安いところで2〜3万円で売られています。
(毎月リース料を払うよりも買った方が早いかも知れません・・・)


【後日談】
この方、1〜2ヶ月程で前輪キャスターが壊れてしまったとのことで別メーカーのタイプ
変更しました。壊れやすい構造かもしれませんので、まずはリースをおすすめします。



                                 (介護型リハビリシステム研究所)




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介護型リハビリシステム研究所