多機能車いすの問題点

   〜現場に渡す側と使う側の使いこなし


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最近の車いす進化は介護の最先端にいるつもりでも、置いていかれる感があります。
しかし折角の多機能装備がついていたとしても使っていなくては意味がありませんし、
逆に介護の現場では多機能が邪魔をしているケースもあるように見受けられます。

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27年度介護報酬改定に伴う、通所・訪問リハビリテーション計画書のシステム構築作業に手を取られてしまい、
HP更新が遅れ気味になっていました。お陰さまでシステム化もすすみ、だいぶ目処がたってきました。。。(^▽^;




↑チルト式車いすです。腰が沈み込むタイプなのでズレが少なく安定します。
職員がチルト機能の使い方が理解できずにいたので指導したのですが・・・。




↑フットレストの角度も「ちぐはぐ」な感じです。
あちこちジョイントがついて多機能なのは良いのですが、よくよく調べてみると
所々ネジが緩んでいたために、このようになったようです。
調節ネジが多いということは、それだけチェックする手間がかかります。

しかし、リース用品であれば
渡す側が責任を持ち、きちんとチェックして然るべきです。
それが無理なら無責任におすすめすべきでないと思います。
介護現場は福祉用具に詳しい人は少ないため、事故につながる恐れがあるからです。





↑調整用の工具はほぼ必ずといってよいほどシート背面のポケットに入っています。
このことすら知らない専門家(リハビリ職)がかなりいます。本当です。
(多機能調整タイプを「知らない・使えない・関心がない」専門家も残念ながらいます。)




↑角度を調整してネジをきちんと締めます。同時に他のネジも確認します。





↑調整後です。足がズレ落ちる心配はなくなりました。





↑ついでなのでここのレッグレストの角度も調整したいと思います。





↑穴をずらして角度をつけることで、フットレスト角の圧力がかかるのを和らげました。





↑体の変形により頭の位置が合わない場合は・・・





↑枕の位置も調整可能です。

●わからないことや、おかしいなと感じたら
理解できる専門家のアドバイスを得るか、直ぐにリース業者を呼びましょう。




                                   (介護型リハビリシステム研究所)




〜システムでよりよい未来へ〜
介護型リハビリシステム研究所
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