車いす座位調整
～限界を超えた調整は可能か？～
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通所スタッフからの相談で利用者の車いす（私物）を調整できないかと頼まれました。
車いすをチェックすると、姿勢を安定させるためのクッションは既に装着してありましたし、
シート調整タイプでもなかったので、「新たに車いすをリースした方が早いですよ。」と
話をしたのですが、「そこを何とか調整できませんか？？」と頼まれました・・・。
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↑かなり前傾位で、右に傾斜してしまう姿勢の方です。
常にこの姿勢でいるため、食事を摂るのも辛いとのことです。
↑車いすには介護業者が見つくろったクッションが既に装着してありました。
↑外すとこんな感じになります。
普通のスタンダード車いすですが、リースせずこれを使いたいとのご要望です。
↑背もたれも座面も全く調整機能はついていません。
ここから「調整して」と言われても基本無理です。
既にリースのクッションは使っていますし、
いくら理学療法士として長いことやっていても、
さすがに・・・・￣∇￣;) こればっかりは・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・σ（￣▽￣；・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・でも・・・・・(;^_^A・・・・ご本人と、
ご家族の了承をもらって「改造」しても宜しいなら・・・・
と、「ちらっ」とコメントしましたら・・・即、次の回でスタッフに
「了承もらってきました！！」と元気に言われてしまいました。
本当はあまりおススメしないんですけど・・・と言いつつ、
「仕方なく」改造に着手することにしました。。。
『結果』
⇒ 
↑調整前 ↑調整後
⇒ 
↑調整前 ↑調整後
何だか良くなっているように見えます♪
どこかのＴＶショッピングの回し物でもありませんし、怪しげなテクニックなど使っていません。
この後、かなり姿勢が良くなって助かったと、ご本人・ご家族・スタッフに感謝されました。
１ヶ月以上使っていますが、全く問題なく使えています。大変お気に入りのご様子です。
●この裏技の手法について・・・・
慣れれば５～１５分位でできると思うのですが、やや荒技的な手法をとるため
公開するかどうか、悩んでいるところです。。。（リース屋さんも困るでしょうし。）
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(介護型リハビリシステム研究所)
