空気圧から見えた問題
〜リース業者は本当に大丈夫か?〜 その2
--------------------------------------------------------------------------------
前回の車いす特集ではリース車いすのフットレスト(足乗せ板)が、納車された
ばかりなのに、硬かったり緩かったりで利用者が安全に使えない状態であった・・・
という内容のレポートでした。
--------------------------------------------------------------------------------
最近のリース車いすはかなり良い製品が出回っています。
借りる側も一割負担ですみますので、ちょっと良い製品をすすめられると
そちらを選んでしまうようです。
↑ 通所利用者が使っていた車いすです。
最近届いたばかりとのこと。
「おー?!外国製ですか?すごいですねー!ちょっと見せてください。」と近づきます。
↑ このようにスポークも簡素化されたスマートな軽量タイプです。
タイヤも細いタイプを履いていました。
「軽くていいですねー。動かすのが楽でしょう??」と話しながらタイヤを触ってびっくり!
↑ ペコペコの状態でした。
細いタイヤの場合、通常より空気圧は高くなくてはいけないので、これはないです。
何度も訴えていますが、空気の入っていない車いすは操作が重たくなるだけはなく、
ブレーキが効かず最悪の場合、移乗時の転倒→骨折→寝たきり→肺炎→死と直結します。
-------------------------------------------------------------------------
高価な車いすを貸し出しても、危険な整備状態では意味がありません。
「ぼったくり」と言われても仕方ないと思います。
以前から訴えていますが、納入時のチェックシステムに問題があると思います。
関係機関は指導を徹底して下さい!
-------------------------------------------------------------------------
●リース屋さんは高い車いすを貸し出すなら、誇りを持ってきちんと整備して貸し出してください。
●ケアマネさんも、空気が入っているかくらいはチェックしてください。
●リハビリ関係者の方々も見逃すことのないよう、常に整備状態には目を光らせてください。
(介護型リハビリシステム研究所)
〜システムでよりよい未来へ〜
介護型リハビリシステム研究所