虫ゴム=空気蓋
〜職員に理解してもらうには・・・〜
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ムシゴムの役割・機能を理解しないで、適当なムシゴム交換をしていると、
空気を入れてもすぐにパンク症状を起こすことがあります。
そうなると、操作が困難になるばかりかブレーキが効かない状態となり大変危険です。
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↑「虫ゴムは交換したんですけど、パンクしているみたいです。見てください。」
・・・と、持ち込まれてきた車いす。
完全に空気が抜けて、隙間から「リムバンド」がちぎれてはみ出している状態でした。
見た目と「パンクです。」という言葉に騙されて、チューブを取り出そうと
バルブを外して虫ゴムを見た瞬間・・・「やられた!」と思いました。。
↑中に入っていた「虫ゴムの状態」。
以前も特集したことがありますが、これではダメです。
↑人間で言うと、「腰上までスボンが上がっていない状態」。
この腰丸出し状態では「腰部分」から空気が漏れ出してしまいます。
↑短めの黒いゴムスボンを腰までしっかり引き上げておきました。
その後、チューブに空気を入れて、水の中で空気漏れチェックをしましたが、
全く問題はありませんでした。
やはり、原因は「虫ゴムの中途半端な交換」にありました。
だったコレだけのために余計な作業をしてしまいました。。。
この事例は以前にもあったのでこれからも起こる可能性があります。
そこで職員全体に周知してもらうことにしました。
そして後日、各階の主任を通して配った書類が以下のものです。↓
これで多少なりとも理解してもらえると良いのですが・・・・(;ー_ー)
現実にはなかなか難しい
(この他に、来月「車いす整備の職員研修」を行うことになりました。)
↑虫ゴムをきちんと交換したら、バルブネジをきちんと締めましょう。
ここが緩んでいると空気漏れの原因になります。
●空気を入れる際にはバルブネジの締まりを確認する癖をつけることが大切です。
●あまりきつく締め込むと切れることがあるので、「ギュ〜ッ!!!」ではなく、
「キュッ!」と締めるくらいで良いでしょう。
(介護型リハビリシステム研究所)
〜システムでよりよい未来へ〜
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