大手電機店の備品車いす

        〜説明書熟読のススメ〜


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大きなスーパーや電機店などは店内が広いため、車いすを備えているところも
多いようです。しかし、ただ置いていればよいというものではありません。。
折角備えているのですから、実用性・安全性を配慮していただく必要があります。

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↑太陽マークの大手電機店に置いてあった車いすです。
M社のDM80かDM81と思われます。よく使われるスタンダード車いすです。


      ・・・ですが・・・ぱっと見て違和感があります。 
       さて・・・どこが変でしょう?? ( ̄▽ ̄)ノ





↑逆光だったので、ちょっと向きを変えてみましょう。





↑答えはココ。 2点問題があります。

@レッグサポート(ベルト)の位置が違います。
これは本来、足が後ろに落ちないように優しくサポートするベルトです。
この状態だと逆に「ふくらはぎ」部分を角で圧迫しかねませんし、
間違って足を乗せてしまう可能性もあります。

Aフットサポート(足板)ですが、左右の高さが違います。
左側は特に低いので段差に引っかかり、転落事故を起こす危険性があります。





↑最後にお約束の空気圧。
既にこれだけ凹むということは、空気圧も十分とは言えません。。。
ブレーキが効かなくなる日も遠くないでしょう。





↑説明書は後ろのポケットにしまってありました。



車いすは体の不自由な方が使うものです。
車いすが事故やケガの原因となっては意味がありません。

説明書の
「安全に使うための使用方法」や「ご使用の前に」という欄をよく読みましょう。

特に
「警告!」という表示のある部分は、人が死亡または重傷を負う可能性があります。








                                   (介護型リハビリシステム研究所)




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介護型リハビリシステム研究所
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