車イスノ シート
〜座位姿勢とADLの改善に〜
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医療現場や介護現場の車いすは基本的に「移動用」で長時間の座位には適しません。
合わない車いすを無理な姿勢で使い続けると、腰痛悪化や、呼吸苦、嚥下困難など
様々な症状が出てきたり、悪化していくリスクがあります。
・・・かといって、施設側には個々の体格や状態に合わせる予算がないのも現状です。
医療・介護現場の車いすでもクッションの選択でかなり改善が見込めることがあります。
今回紹介するのは、多少高価ではありますが、「マイ・クッション」としておすすめします。
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↑一見、何のことはない薄めのクッションシートです。
↑よくよく観察すると、背もたれ両側と座面の前方中央が盛り上がっているのがわかります。
実は、この微妙な形状が体を包み込むようにサポートして、腰を安定させ上肢を動きやすく
するのです。体圧が分散しますから床ずれ対策にも効果があります。
↑裏側は滑りにくい素材のゴムでできています。車いすのシートに密着する感じです。
↑車いすに乗せるとこのようになります。
このような「マイ・クッション」があると1日が快適になるのではないでしょうか?
入所の方に使ってもらいましたが、座ると直ぐ笑顔に変わったのは印象的でした。
腰痛持ちの私個人も半日間座らせていただきましたが、実際かなり楽でした。
↑ 空気を入れた厚みあるだけの車いすクッションは足こぎの妨げになりますが、
これは薄型タイプですのでそのような心配はありません。
今回紹介したのは車いす用ですが、学校用にも開発してあるそうです。
普段は板椅子のクッションとして使い、「いざ」という時には「防災ずきん」になるのです。
●製品名:「
モールドシート
」 ⇒ 興味があったら業者さんに是非デモしてもらいましょう。
(介護型リハビリシステム研究所)
〜システムでよりよい未来へ〜
介護型リハビリシステム研究所