大手だからと安心できない

　　　　　　　　〜納品時に気付いたこと〜


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　　大手のレンタル店から購入した車いす。
　　不具合があったので預けていたのですが、その納品時に起こった出来事です。

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雑誌の背表紙によくカラーで広告を出している大手の「ヤマ●タコーポレーション」。

そこの業者から利用者が車いすを購入して、その車いすが右に回るという
本人の訴えで、調整をしてもらうことになりました。


　　＜明らかに右に回ってしまう車いすを納品した時点でおかしい・・・＞


それを、１０月末に引き取りに来て、調整してもらうことになりました。
（その間は代車を貸してもらうことになりました。）


待つこと幾月・・・２月末・・・ようやく車いすを届けに来ました。


　　＜調整だけで数ヶ月かかるってどういうことでしょう？？？その間連絡なし。＞



ヤ●シタ※の社員の話では「メーカーではこのくらいが限界とのことです。」とのこと。
（※ヤ●シタの制服と名札を下げていたので確実にヤマ●タの社員です。）


　　＜押すとやや右に回転しますが、許容範囲レベルかなぁ・・・という感じ・・・
　　　　・・・というか、不良なら新品交換でもいいのでは？？？＞


そう思いつつ、タイヤを軽く押してみてビックリ！当方の顔色が変わりました。
タイヤがペコペコだったのです。


当方：「ヤマシタさん。この状態をどう思います？」

ヤマ：「あ、すみません。。」


当方：「いや、このままだとどうなると思いますか？」
ヤマ：「操作が重たくなってしまいます。。。」


当方：「他にもあるでしょう？」
ヤマ：「ブレーキも効かなくなります。。。」


当方：「そうでしょう、ほら効いてないじゃないですか。」
ヤマ：「・・・・・すみません、すぐに入れます。」


当方：「入れますって、どのくらい入れればいいと思います？？キロパスカルって知ってます？」
ヤマ：「キロパスカル？？？？？」
当方：「キロパスカルがわからないなら、キロでもいいですよ。」
ヤマ：「？？？」
当方：「わからないならタイヤの側面をみてください。ほら、書いてあるでしょう！」
ヤマ：「書いてあります。。。」


当方：「ブレーキが効かないということは、どう言うことだかわかりますか？」
ヤマ：「転倒事故をおこします。」
当方：「転倒、骨折、寝たきり、結果的に肺炎で亡くなる方だって数多くいるんですよ！」
ヤマ：「。。。」


当方：「ヤマシタには納品時のチェック項目というのはないんですか？？」
ヤマ：「。。。ありません。。。」
当方：「！！！！！」


　　　＜目の前のヤマ●タ社員２名に確認したので、これは事実のようです。
　　　　他の職員がいる前で何度も確認しました。ちょっと信じられなかったので。。
　　　　右に回転する車いすをそのまま納品したり、空気が不足してブレーキが効かない
　　　　車いすを平気で納品するのには理由があったのだ・・・と改めて納得。＞


いや・・・驚きました。大手でコレなんですから。
こういった業者の販売・レンタル姿勢を監督する機関はどうしているのでしょう？？？
裏で何か貰っているのでしょうか？？？



↓机の上にあった某雑誌の今月号背表紙を見て、ちょっと怖くなりました。

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　　　福祉用具レンタルで最高品質を目指す「ヤマ●タコーポレーション」

　ヤ●シタコーポレーションにはご利用様から多くの高い評価が寄せられ、
　そしてその声に私たちは励まされています。

　当社では社員一同、ご利用者様が１００％ご満足いただけるサービスの提供を目指し、
　社長を中心とする「サービス向上委員会」を設置し、ご利用者アンケートを実施しております。
　これまでに３７０００通もの回答をいただき、多くのご利用者様やご家族から評価をいただいて
　おります。また、それらの皆様の声がさらなるサービス向上へとつながっています。
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・・・福祉用具（介護用品）の３種の神器といえば、「車いす・電動ベッド・ポータブルトイレ」。
中でも、車いすの使用頻度は一番高く、それだけに日頃からのチェックは欠かせません。
納品する業者がコレでは、アフターも全く期待できませんし、陰で犠牲になっている方も多いと
推察します。「売る・貸す⇒収益を上げる」これだけを目的にすると大変なことになるでしょう。



「車いすは利用者の命を乗せているんですよ！」と、話しましたがピンと来ない様子・・・。
「社員教育にも問題あり」と感じました。　あくまで当方の一意見ですけど・・・。




　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(介護型リハビリシステム研究所)