新型の車いす

    〜安価で利用価値の高い車いす〜


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勤務している施設(老健)では、保有車いすが100台を超えています。
この大量の車いすを安全に維持・管理することはかなり大変です。
「福祉用具安全管理作業部会」や「セーフティマネジメント委員会」などを通して、
きちんと管理・監督するのが良いのでしょうが、まだまだ意識が低い感があります。

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当施設では基本的に私が全体の把握をして部下に指示を出しているわけですが、
車いすの老朽化に伴い、定期的な入れ替えを計画的に行っています。

現在のところ、介護現場でどんなに空気補充の重要性を訴えてもその時だけで、
なかなか長続きしません。
原因は現場の忙しさや、スタッフの入れ替わりなど様々です。

最近、購入しているタイプは以前特集したことのあるハイポリマー仕様の車いすです。

タイヤの空気が減らなければ、ブレーキが弱くなる率が確実に減りますし、
ブレーキをかけたまま引きずってタイヤを削るということもなくなります。

利用者の転倒リスクが減り、施設の手間やコストも減るという・・・
一石二鳥・三鳥の効果が期待できます。

ただ、これも長期的に使用してみなくてはよくわからないので、何か問題が起これば
ここのホームページでレポートしていくつもりです。


今回は、そのメーカーから新しいタイプが出たということで、
さっそく購入してレポートしたいと思います。




↑先月まで注文していた「FE-2」という安価なタイプが生産中止となり、
「FE-3」というNEWモデルに変わったそうです。見た目も良くなっています。




↑100kgの利用者まで乗せることができます。
100kgを超える人が来たら・・・その時に考えることにします・・・・。




↑スカートガードは薄めのプラスチックですが、
内側から圧力をかけてもタイヤに干渉することはありません。
(M社のDM-81は、利用者によってはここが広がりタイヤに干渉する欠点があります。)

スチール製フレームも粉体塗装というコーティングがしてあります。
ブレーキを含めて全体塗装してあることでサビが発生しにくく長持ちすると思われます。




↑クロスフレームは黒で塗装され、角型でしっかりしています。




↑フットレストの高さ調整は3段階。もう少し細かく調整できると有難いですが・・・。
単純な構造なので壊れにくい、外れにくいことが特徴でしょう。




↑FE-2ではオールレザーでしたが、FE-3は背筋部分にメッシュ生地を採用。
ムレ難く、見た目もワンアクセントになっていて良いかと思います。




↑この車いすの特長である点滴棒受け具の標準装備。




↑経管栄養の利用者が増えてきているのでこの装備は助かります。




↑現場の意見を聞いて標準装備したと思われます。メーカーの姿勢ですね。




↑ブレーキ部分です。今回、「おお!!」と思ったのは・・・。




↑タイヤのパターンでした、より細かく溝がつくられています。いいですね!


現場の意見を聞きつつ、今後もこの車いすを購入していく予定です。

この車いすの詳しい情報はこちら↓
http://www.kurumaisu-miki.co.jp/catalog/pdf/FE-3.pdf




                                   (介護型リハビリシステム研究所)

〜システムでよりよい未来へ〜
介護型リハビリシステム研究所
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