モジュール型車いす
〜多機能タイプの車いす〜
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「モジュール(module)」とは、機能単位で交換可能な構成部分という意味の英単語。
システムへの接合部が規格化・標準化されていて、容易に追加や削除ができ、
ひとまとまりの機能を持った部品のこと・・・だそうです。
レンタル会社としては、モジュール型の方が様々なニーズに応えやすく、
多少高価であったとしても収益性が見込めるので、今後増えていくものと思われます。
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↑通所利用者が新たにリースしたという車いす・・・。
何だか多機能な感じがします。。早速、調査開始です。
↑まず気がついたのはクロスフレームに垂れさがるヒモ。。
一体、何なのでしょう???
↑ヒモの両端をたどると、
「座幅42、40、38」という表示の穴が3箇所ある所に行きつきます。。
そうです!座幅を調整するためのピンが備わっていたのでした!!
↑シート下のフレームには、座面奥行を調整する機構まで備わっていました。
↑キャスターの上についている「キャスターブロック」。
銀色の金具の取り付け位置で、おおまかな前座高のセッティングを行います。
※かなり以前に特集したことあり。
↑キャスターには「アジャスタプルヨーク」いう調整穴が5つついています。
細かな前座高設定をするためのものです。
↑後輪車軸にも、自走式・介助式に使えるように7つもハブ穴が開いていました。
車輪の中心部分にはドラム式介助ブレーキが備わっています。
↑シートはご覧の通り、10本のベルトで調整可能となっています。
●残念なことに、レンタル業者が全く調整していなかったため当方で調整しました。
↑その他の機能としては、肘の跳ね上げ・・・。(背折れ機構もあり)
↑スイングアウト機構・・・。
↑肘のせの高さ調整機構・・・。
↑ムシゴムレス(スーパーバルブ)装備。
介助者が踏み込みやすいように、ティピングレバー部分も工夫してあります。
この車いす「REM-100」という機種です。ネット上では価格にだいぶ差があります。
●優れた機能が備わってきた最近のモジュール式車いす・・・
多機能なためレンタルに幅がもたせられるという業者の都合だけでなく、
提供する側が、どれだけ利用者の体の状態を理解して、きちんと調整して渡せるか、
介護者を含めて使い方をわかりやすく説明できるかが重要です。
(介護型リハビリシステム研究所)
〜システムでよりよい未来へ〜
介護型リハビリシステム研究所