タイヤの引っかき傷
〜タイヤ側面の傷補修は可能なのか〜
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当施設で比較的よく使われている介助用車いすが、タイヤ側面に大きな傷が入り
スタッフから廃車でしょうか?それともタイヤ交換でしょうか?と相談を受けました。
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↑相談を受けた車いす。アルミ製で軽量なので通所リハビリでよく使われています。
そのため、送迎時に屋外でも使われることが多くなります。
介助用のためタイヤの外側にハンドリムがなく、タイヤをガードするものがないので、
狭い隙間のブロック角などで擦ってしまうことが多いようなのです。
↑引っ掛けて擦ってしまった痕(あと)です。
↑もっとアップするとこんな感じです。
内部のメッシュまでダメージはありません。
そのため、内部のチューブが膨らむという症状まで至ってはいません。
このままでも当面は使っていけそうですが、ここからゴムが剥げて行く可能性があるのと、
見た目にも痛々しいので何とかできないかと考えました。。。
タイヤ交換するにも、このタイプは意外に高価ですし、溝も十分残っていますし。。
・・・そして、考えついたのが・・・ d(^▽^;
↑シリコーン・・シーリング材です。ホームセンターなどで手に入ります。
これを試しにつかってみたいと思います。
↑色が「グレー」なのでちょうど良いかと思います。
↑ゴム手袋をして、すり傷に軟膏を塗るように・・・やさしく・・・やさしく・・・。。
↑できました!!ぱっと見、わからないかと思います。
↑アップするとこんな感じに仕上がりました。まだ乾いてはいません。
さすがに、ストロボの接写撮影で浮かび上がっていますのでわかります。 (;^_^A
↑4日後に再チェックしましたら、特に変わりなく自然な感じに仕上がっていました。
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<屋内にて注意しながら経過観察中>
何か問題(不具合)があるようでしたら報告いたします。
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『注意』:タイヤに傷ができたら「交換」が原則です。
●屋外での使用頻度が高い車いすのタイヤは「
丈夫な黒
」をおすすめします。
(介護型リハビリシステム研究所)
〜システムでよりよい未来へ〜
介護型リハビリシステム研究所