肘乗せの表皮交換

  〜リサイクルパーツを使ったシート張替え〜


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長年車いすを使い続けると、磨耗(擦り切れ)パーツの一つに肘掛け(アームレスト)
の肘パットがあります。最近は、樹脂製でシートで覆わないタイプも増えてきました。
メーカーの話では、樹脂製の方が従来の木製肘パットに比べて格段に耐久性が高く、
肌触りもソフトで安全とのことです。樹脂製は清掃もしやすく清潔なのでおすすめです。

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今回は、従来の肘掛け(木型にシートを貼付けたタイプ)の補修について取り上げます。



↑車いすから取り外した、肘かけ(肘パット)部分。左は表、右は裏です。

先端が擦り切れて破れた部分をガムテープで覆っていましたが、見栄えがわるく、
場合によっては表面がベタベタしてきて、触れるだけで不快になってきます。




↑肘掛けを整備、分解した方ならおわかりでしょうが、従来タイプの殆どは
内部(コア)が木でできています。その上にシートを張りつけているのです。

そのため、ガンタッカーとよばれる、ホチキスの親分みたいなDIY工具を使えば、
張替えが容易に可能となります(なくてもネジ止めで何とかなったりもします)。




↑100円ショップでも見かけるガンタッカー。ステープルと呼ばれる芯も必要です。




↑シートの材料はコレ。車いす用シートです。
以前、分解した車いすのシートを外して保管していたものを使います。
車いす専用のシートなので、これに勝るものはないと思います。




↑必要な分だけ切り取って・・・・・
(当たり前ですが、使っていた側と反対側を使う方が綺麗です。)




↑布を引っ張りながら、ガンタッカーで「バチン!」「バチン!」と貼り付けます。




↑すっきり綺麗に完成しました。このあと車いすに取り付けて終了です。



たいへん見栄えが良くなって、やる側もやってもらう側も満足度が高いのでおすすめです。





                                   (介護型リハビリシステム研究所)

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介護型リハビリシステム研究所
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