車いすをまとめて購入

　　　　　　〜臨時予算とネットの活用〜


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勤務している施設は１０年以上経過しているため、水回り等あちこち傷んできています。
車いすも同様で、整備しても使って頂くのが申し訳ないような状態のものがあります。
その中で、今回１０万円という臨時予算を最大限活用したというレポートを報告します。

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建物の老朽化は１０年を過ぎると一気にくるようです。
その補修や改修に予算をとられ、利用者が一番身近に使っている車いすは
どうしても後回しにされてしまうのが現状です。
その中で、毎年何とか予算を確保して維持していこうと努力しています。




↑珍しく予算が確保できたので、今回は（も）「質より量」を選択。
コストパフォーマンスの高いネット販売で選んで電話で注文しました。
相変わらず、注文すると届くのが早いです。翌日には到着しました。




　
　
↑DM-81という製品をまとめて７台購入。「MEDE IN CHINA」とあります。
漢字で上海と書いてあります。上海の工場で作られたのでしょうか？？
フレームにはDM80と刻印してありますので、基本はDM-80なのでしょう。
DM-80は以前も特集を組みましたが、価格の割りに良くできています。




↑バルブキャップは水色。標準でスーパーバルブがついています。
スーパーバルブは、国内メーカー物ならどんな安価タイプでも今や「常識」です。

ブレーキは安全対策なのか、表面はプラスチックで覆われていますが、
しっかりした構造です。使い易く、好感がもてます。

・・・しかし、問題もありました。




↑空気圧が一定でないという問題。
最近のネット販売は工場倉庫で送り出す前にチェックしているようだと、
以前報告しましたが、前言撤回。
量が多いと、全てをチェックしていないようです。タマタマとは言わせません。




↑空気圧が不足しているとブレーキが効かずに事故につながります。
新品だからと安心せずに必ず空気圧のチェックを行いましょう。
ここまでつぶれるようでは話になりません。（開封してチェックした時の画像）

空気圧がチェックできない、整備の仕方がわからいという方（施設）ははじめから
ネット通販には手を出さない方が無難だと思います。




↑珍しく、一気に７台補充となりましたが、施設の利用者は重度化が進んでいるため
全然足りない状況です。
何とか少しずつでも予算を確保していかないと、離床やＡＤＬの維持・向上につなげる
ことが難しくなっていきます・・・。
本当はシーティング等に配慮した車いすが良いのですが、現状では余裕がありません。





　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(介護型リハビリシステム研究所)