「キャスター」整備法・パート20
〜キャスターバラバラ事件〜
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キャスター編としては、おそらく20回目ということで特集致します。 (;^_^A
最近、続けざまにキャスターの外れた車いすが運ばれてきました。
単に抜けたのではなく、殆どバラバラの状態で発見されてきたのです。。(; ・`д・´)
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↑このような状態で固定用ピン(ボルト)が抜け落ちて、前輪キャスターが外れています。
職員の話では「気が付いたらキャスターが無かった。」とのことで、
固定用ピンはなんとエレベータードアの溝に落ちていて、ドアが締まらず調べていたら
見つかったとのことです。
キャスターの真ん中にあるはずのベアリングも完全に紛失していました。
「同じタイプ(サイズ)のキャスターが見当たらないので、部品車にしましょうか?」との
意見が出ていましたが、予備のベアリングがあるはず・・・と探しましたら、
↑見つかりました!! 何でも、とって置くものですねぇ〜 (^▽^;
↑サイズがぴったり合いましたので、はめ込みます。。
↑ベアリングを取り付けた状態。1つのキャスターに2個使われています。
↑固定用ピン(ボルト)用の六角ナットも紛失していたので予備パーツを使って完成です。
実は、同じような脱落ケースが立て続けに起こりました。
おそらくキャスターを分解、清掃後に緩く固定しすぎたのではないでしょうか?
キャスターの回転を見ながら、回転を制限しない範囲できちんと締め付けましょう。
ナットがすぐに緩んだり、固定が不十分と感じた場合は交換しましょう。
大手ホームセンターで安くで販売しています。
購入する際は、サイズを確認するために必ず古いナット・ボルトを持っていきましょう。
(介護型リハビリシステム研究所)
〜システムでよりよい未来へ〜
介護型リハビリシステム研究所