特殊ブレーキ
〜寄せて上げて押し付けて〜
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以前に取り上げたことがあるような・・・ないような・・・・。
特殊な車いすブレーキの特集です。
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通所利用者のリース車いすに、特殊なタイプのブレーキを見かけました。
一見大した構造には見えないのですが、意外な優れ物なのです。
↑コレが特殊なブレーキのついている車椅子です。
操作そのものは通常の車いすブレーキと何ら変わりません。
特殊構造の部分を拡大して紹介したいと思います。
<ブレーキをかけていない状態>
やや横から見た状態 やや上から見た状態
<ブレーキをかけた状態>
やや横から見た状態 やや上から見た状態
↑これは、どのような仕組みかというと、
通常の車いすの場合、約1ヶ月を過ぎると空気圧の減少でブレーキが甘くなってきますが、
これは、空気が多少減っても「つぶれて横に逃げる部分」を「しっかり挟みこんで押し付け」
安定した制動力を得るためのものなのです。
●この商品について詳しく知りたい方はこちらを参考にしてください。
(σ・∀・)σ ↓
http://www.konno-s.co.jp/lockn/tokucyou.html
↑通常の車いすブレーキにも後付けできます。ネジで固定してキャップをはめるだけ。
個人的には、コレをつけていることで安心(過信)してしまい、定期的な空気圧チェックや
補充を忘れて、性能の限界を超えて事故を起こしてしまうことが心配です。
多少空気が少なくてもブレーキがかかるという製品ですが、
空気が少なくなりすぎたら当然制動できなくなります。
「前回はいつ空気を入れたっけ??」という状況は、少なくとも医療・介護の現場では
避けなくてはいけません。
定期的な空気圧を含めたチェックとメンテナンスは欠かせないのです。
この製品は、例えば3ヶ月おきに整備を行うリース業者にとっては良いかも知れません。
↑ちなみにバルブは虫ゴムレスを使ってました。
この2点(ブレーキ&バルブ)を採用しているだけでも、
かなり優秀なリース用車いすだと感じました。。
(介護型リハビリシステム研究所)
〜システムでよりよい未来へ〜
介護型リハビリシステム研究所
「ブレーキ整備法・パート18」