その他の環境整備【140】


    杖先ゴムにご用心

 〜ヒビ割れを発見したら即、交換を!〜

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   ずいぶん前に紹介した、個人的に危険と判定した杖先ゴム
   たまに見かけることもありましたが、もう無いだろうと安心していました。
   ところが最近になって立て続けに2本、使用されているのを発見したのです。
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↑同じタイプの杖先ゴムが装着されていた2本の杖。
それぞれ別の利用者が使っていたものです。

よく似ていますが、上の杖は3段に伸縮できるタイプ、下の段は2段伸縮に
なっていました。 ⇒ 後にこれが問題になります。




↑一見便利そうな「斜め突き用杖先ゴム」ですが・・・。
きちんとチェックしていないと、ある日突然牙をむくタイプなのです。




↑2段タイプの杖はまだ、ヒビは少なくて当面もちそうでしたが・・・




↑3段タイプの杖は既に強い亀裂が全体に広がっていました。




↑斜め突きの圧力で、いつ剥がれてもおかしくはありません。




↑剥がれると、中からツルツルの硬いプラスチックが現れます。
これが非常に滑り易く、転倒・骨折の危険性がかなり高くなるのです。




↑これはリハビリ室で常備している19mmの杖先ゴムです。
100円ショップでも取り扱っていますが、置いてない所もあります。
介護ショップでは300円(税込315円)で販売しています。




↑これを装着しようとしましたら、サイズが合いません。( ̄□ ̄;)!! 




↑そうです!これは16mmタイプだったのです。  (ノД`)
 あちゃ〜

 近くの100円ショップにはこのサイズしか置いていないのです。


 
(>З<)ノ  でも諦めません!!!


要は、杖を杖先ゴムに合わせればよいのです。。。

・・・ガムテープを巻くとか、ダンボールを挟むとか・・・ではありません。




↑3段あるうちの一番下の部分をバラしました(抜き取っただけ)。




↑すると有難いことに、19mmあるではありませんか!!!




↑ピッタリ装着できましたので、あとは上の段で長さを再調整しました。
※3段タイプが、1段抜き取ったので2段タイプになった・・・ということです。


  

↑早速試し歩きです。
「何だか軽くなって歩き易くなったねぇ〜。」と、気に入った様子です。

小柄な方で助かりました。 (;^_^A 


杖先ゴムの劣化と磨耗は要注意です。気を付けましょう。

●通常の杖先ゴムも、ひび割れが進むと緩くなって抜け落ちることがあります。




                                  (介護型リハビリシステム研究所)


〜システムでよりよい未来へ〜
介護型リハビリシステム研究所
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