骨盤サポートクッション第2報
〜実際に使ってみる(失敗例)〜
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個人的には、かなりお気に入りの車いす用クッション(オプションシート?)。
利用者にとっては3万円という額は、「高い」「安い」賛否両論ですが・・・。
私は値段以上のものがあると思っています。
個人の研究用ホームページなので、成功例・失敗例をそのまま紹介していきます。
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↑お試しということで、貸して貰うことができましたので早速検証してみます。
↑最初は背骨が強度に変形している方。
凸部分が円というより、尖っているような状態です。
普段ここがシートにあたって痛い、座っているのが辛いとのこと。
↑通常は、シート背もたれにクッションを挟んでいますが、辛いとのことで
長く座っていることができません。
↑日本ビコーの野間さんにシートを調整してもらいます。
↑背中のサポート部分は、変形の傾斜にあわせてこのようになりました。
↑左が装着前、右が装着後の様子。
かなり良さそうにみえましたが、座っているとやはり背中が痛むとのこと。
クッションを挟んでは?と聞きましたが、クッションを置くと本来の機能が低下するとのこと。
↑背中の骨(棘突起)部分がこれだけ出っ張っています。
この部分が集中的に圧を受けて、痛みをおこしているのです。
これは背面サポートの圧を分散するように工夫しないと無理がありそうです。
あれこれ時間をかけて調整してもらいましたが、純正にも限界があることを知りました。
(変形にあわせたバケットシートを用意するなど、装具屋さんとのコラボが必要かも。。)
今回は上手くいかなかった例でしたが、次回は上手くいった例を紹介したいと思います。
(介護型リハビリシステム研究所)
〜システムでよりよい未来へ〜
介護型リハビリシステム研究所