背折れの金属疲労
〜その2:補修編(それでも使う)〜
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前回、左右の背もたれフレームに「金属疲労」が見つかり、「もう限界、処分」と考えた
のですが、現場に「もうちょっと何とか使えるようにしてほしい」と頼まれましたので、
何とかすることにしました。
今回はその何とかしてみた話です。
耐久性にあまり自信が無く、参考にはならないかも知れませんが
一応流れを報告したいと思います。
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↑決定的にボッキリ折れた金属部分と・・・
↑左右からヒビが入ってボッキリに向かって進行中の金属疲労・・・。
↑用意したのはコレ。主に針金とヒモです。
まず、最初にヒモを使って試してみましたが耐久性がないと判断してボツ・・・。
↑次に、針金を使ってみます。
↑しっかりと固定します。怪我のないように端は内側に折り込みます。
↑厚みのあるヒモをこの場所に使うと、ジョイントの固定ピンが抜けてきます。
(これも、ヒモを使うことを断念した理由の一つです。)
↑もともとのガタつきも問題です。固定の凸部分が不安定になります。
多少なりともガタつきを抑えるには矢印の隙間を何とかする必要があります。
↑ハンマーで矯正すると何とかなるかも知れません。
ジョイントを外してこの部分をガンガン叩いてつぶしました。
↑凸部分も安定して出てきて、ガタつきもだいぶ収まりました。
↑更に、針金を巻いてこれで終わりです。左右同じように補修しました。
今後どのくらい耐久性があるかは、整備帳に記入して様子をみたいと思います。
しつこいようですが、本来は処分すべき車いすをあえて使っています。
当ホームページ全般にいえることですが、自己責任でご参考ください。
(介護型リハビリシステム研究所)
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